2009年12月31日木曜日

オルガン演奏の動画 その2

別の曲をYoutubeに動画をアップしてみました。
改めてへたくそなのはご容赦ください。
曲はアルカンジェロ・コレッリの「降福式」?
( Arcangelo Corelli / [En] Benediction [It] Benedizione )
もう年が明けますよ。良いお年を。

2009年12月29日火曜日

オルガン演奏の動画 その1

Youtubeに動画をアップしてみました。
演奏は私、オルガン作者です。へたくそなのはご容赦ください。
J.S.バッハ 平均律クラヴィーア曲集 第2巻 作品2(BWV871)の前奏曲です。

マイクをちょっと離れたところに設置したせいか鍵盤とか足踏みのばさばさ言う音もよく聞こえます。

2009年12月27日日曜日

ポジティーフ・オルガン 完成


とりあえずこれで完成ということにします。

調律をしていてどうも最高音パイプの1オクターブだけふいごを踏むと音が高くなってしまい音が安定しないのです。他のパイプ群もその傾向はあるのですがそれほどひどくはありません。
ふと気がついたのは最高音パイプは高音パイプより中の穴を大きく開けていることです。低い音域のパイプは後で穴を広げましたが、その道理で言うと最高音パイプはそんなに大きい穴が必要ではないと言うことが言えると思いました。それで風圧調整用のねじを音に影響がないところまで締めましたら少し改善されました。

明日友達を呼んでオルガン披露会を開きます。

追記 100113
動画はこちら

2009年12月26日土曜日

ポジティーフ・オルガン 背面

オルガンの背面の写真がなかったので撮影してみました。

ふいご(フィーダー)が膨らむので壁から少して設置しなければなりません。
オルガンベンチの裏に貼るフェルトは別のダイソーに行って買ってきました。
昨日オイルを塗ったのですがベンチの足の底がまだ乾いていなかったので乾いてからフェルトを貼って完成です。

2009年12月25日金曜日

百円均一ショップ

昨日百円均一ショップダイソーに行ってきました。

百円均一ショップはよく利用します。オルガンの製作にもいろいろ役に立っています。
昨日の買い物の目的はアンモニア着色に使う大きいビニール袋、着火用ライター、家具の裏に貼る床保護用のフェルト。
着火用ライターは充填式が無く家具の裏に貼る床保護用のフェルトも目当ての長いタイプがありませんでした。
床面積はそこそこあるのに行ったダイソーはよく目当ての品がありません。よく行くダイソーは何カ所かありますが店によって置いているものが違うため時には何軒もはしごすることも。
ダイソーは特殊なものも売っていることがありますが一般的なものならダイソーではない百円均一ショップを利用した方がいいときもあります。
また百円均一ショップの品は材料を節約していて品質が良くないとか、次に買うときにはもう売っていないこともあるので一般の店で買った方がよいときもあります。値段も百円均一ショップの方が高いものもあります。

ついでに買ったホッチキスの芯がサイズ違いでがっくり。しかも3箱入り。

2009年12月24日木曜日

譜面台の製作 着色


譜面台をアンモニア着色しました。

昨日と比較すると少し暗く緑っぽくなったのが分かると思います。。ベンチは着色の度合いがまだ浅かったのでアンモニア水を追加してもう一晩置きます。

追記 130222
この譜面台は卓上譜面台にもなりますよ。

2009年12月23日水曜日

譜面台の製作


譜面台を作りました。

材料の厚みが7mmなのでとても軽いです。ぺらぺらです。アクション部の上板に乗せるだけ。角度を変えられるようにしようかと思いましたがよく考えたらその必要は無いと思ったので角度は固定です。
オルガンベンチと併せて着色、オイル仕上げをすれば作り物はすべて完了。

2009年12月22日火曜日

オルガンベンチの製作


専用のオルガン用椅子を作りました。

普通の椅子では低いので現在は作業用の高さが変えられる椅子で調整作業をしています。しかし見た目が良くないので専用の椅子も欲しくなってきたのです。
オルガンベンチと言ってもペダルボードがないので幅は600mmと狭いです。
材料はオルガンと同じレッドオークでデザインもオルガンに合うように素っ気なく(シンプルにとも言う)しました。丁度いい大きさの板があったので接ぎ合わせ無しで出来ました。
次は譜面台ですがまだ思案中です。

2009年12月21日月曜日

U字管マノメーター 完成


風圧の計測で自作したマノメーターにメモリをつけました。

もうあんまり出番がないと思いますが、一応完成させました。
水位の差を直読みできるようスケール1/2の目盛りをCADで描いてプリントし、ラミネート加工しました。上下の透明部分をZ型にを折り曲げてガラス管と板の隙間に挟み込み、上下に若干動かせるようにしています。左右にぶれないように裏側に簡単なレールの様なものを仕込んでいます。

今回は縦の管にガラス管を使いましたがをこれをまっすぐ垂直に固定できるようにすれば全部をビニルチューブで作った方がいい気がしてきました。というのは縦の管の内径が左右で同じでなければならずガラス管では製品誤差があるのに対してビニルチューブの方がまだ均一だと想像されるからです。

パイプの整列 完了


パイプがきれいに並びました。

まだ調整が必要ですが一応完成の形になりました。

2009年12月20日日曜日

パイプの整列


パイプをパイプラックに取り付けています。

手順は
・穴を空ける時木くずがオルガンのあらゆる隙間に入らないよう養生をする。
・9x9x15mmの木片に1.9φの穴を長手方向に空ける。
・パイプを足の長さが一定になる様に配慮しながら所定の穴に差し込み垂直を確認しながらクランプでパイプラックに仮止めする。
・木片に1.8φx32mmの真鍮釘を差し込みパイプの裏側左端にあてがいパイプラックに釘を軽く打ち込む。
・パイプを抜き、穴をテープで塞いでからパイプラックの釘跡に錐で穴を空け、さらにドリルで2φの穴を空ける。
・再びパイプを正しい位置に差し込んでから釘の刺さった木片をパイプの裏側左端に接着剤で貼り付ける。

1本1本丹誠込めて作業しているので結構時間がかかります。x49本分。

2009年12月19日土曜日

パイプごとの音量調整


最低音パイプ、低音パイプの空気穴を広げました。

低音部は音量が小さかったのでパイプの中のくびれた穴を広げてみると音量が増しました。
元は4φだったものを最低音パイプは6φに、低音パイプは5φにしました。

音を小さくするために頭のないねじ(六角穴付止めねじ/クランピングスクリュー)を取り付け、ねじ込んでいくと空気穴が塞がれるようにしてみました。写真は最高音パイプの裏側です。

2009年12月18日金曜日

パイプ切断


各音階に割り当てたパイプを切りました。タイトルを「パイプカット」と書こうかと思いましたが別の意味があるのでやめました。(笑)

寸法間違いやパイプが入れ替わったりしたら目も当てられないので作業は慎重に行いました。
切り口はサンドペーパーで角を落として新しく貼り替えた前板とともにオイルを塗りました。

階段状に並んだパイプはきれいですね。

2009年12月17日木曜日

空気漏れと鍵盤重さの改善


カンツェレの溝を修正しました。

パレットの取り付けをする前にカンツェレの溝がの端が一部膨らんでいる部分を見つけ、先に修正することにしました。自分で作ったので知らなかった訳ではないのですが、この度改めて「これはいかん」と気がつきました。ふたの役割をするパレットの幅は狭いのでカンツェレの幅が少しでも膨らんでいるとそこから空気が漏れる可能性が高まるからです。
丸棒を削いで膨らんだ穴に瞬間接着剤で貼り付け上に飛び出した部分を平らにしました。

パレットを押さえつけるバネは力を加えない状態で開き幅80mmに狭め取り付けました。

パレットを取り付けてから空位漏れをチェックしましたが、バネの力が弱まったにもかかわらず改善されていました。音が出るまでには至ってないが4箇所ほどは空気漏れの程度が多かったのでもっとも密閉性の高いパレットと交換し、これも改善されました。

鍵盤を押す力はナチュラルキーの端で100g程度になったと思います。弾いた感じもだいぶん楽になりました。

2009年12月16日水曜日

パレットの仕様変更


パレットの革を貼り替えました。

空気漏れを改善するとともに鍵盤の押さえたときの重さを軽くするためにはパレットを押さえる力が弱くても密閉性をよくしなければなりません。元々貼っていた黒い革(写真に写っている)は牛革で、裏面がベルベットみたいでいいかと思っていたのですが、起毛に腰があって、押さえが弱いと密閉性が損なわれてしまう様でした。
ふいごの製作で使ったラム革はとても柔らかく、裏の起毛も腰がないのでこれに貼り替えることにしました。まずは2つほど貼り替えて空気漏れの具合をマノメーターで測定してみると、改善されていたので全部貼り替えました。
カンツェレが短い部分は革が足りなかったので一部フェルトむき出しですが、そのほうが密閉性が高まるような気もします。
所々荒れている部分があるのが気がかりですけれど。

バネは1.2φものをセットしてみましたが、力が弱すぎました。現在使っている1.5φのバネの初期の開き幅を狭めて対応しようとおもいます。

「小型パイプオルガンの作り方」には塩分を抜いた特別の白い羊の皮を使うように書いてありました。革をなめすときは塩分を抜くんですけど、もっと抜くのかなー。

追記 091218
パレットにラム革を貼った場合では密閉性がよいのでバネは1.2φのピアノ線でもいけそうな気がします。

2009年12月15日火曜日

パイプの割り当て作業完了


最高音パイプの割り当て作業が完了し、一応演奏できる状態になりました。

とはいうものの最高音パイプは前板を貼り替えてもG〜Aは鳴りにくいですし中音パイプ群と高音パイプ群の連続感のなさもも何とかしたいしもうちょっと調整してみます。
パイプが出来たらVOICING(整音)なんですが、失敗したらよけいひどくなるので怖いです。

2009年12月13日日曜日

パイプの音質について

通常のスケールに従って小さくなっていくパイプと違って今回作っている1オクターブごとに同じ大きさのパイプの場合作るときに気をつけることをメモしておきます。(あくまでも私の主観です。)

・歌口の高さは音が高くなるにしたがって小さくすること。
・歌口の高さが高くなると倍音が少なく、低くなるほど倍音が強く出る。
・歌口の高さを高くするときはウィンドウェイ(ケルンとフォアシュラーゲの間の風が出てくるところ)を狭く、低いときは広めにする。
・歌口の高さが高過ぎると音が小さくなり代わりに息が漏れたような「サー」という音が入る。
・音がガサつく時はフォアシュラーゲを上げる。

風圧の計測


風圧を測る装置を作ってみました。

ふいご(リザーバー)変更方針決定で紹介した本、「HOW TO BUILD A SMALL TWO-MANUAL CHAMBER PIPE ORGAN」の日本語版「小型パイプオルガンの作り方」という本があることを知り、近くの図書館に見に行ってきました。(国会図書館から取り寄せてもらいました。)
現在作業中のvoicingの頁を読んで、そのほかにも気になるところはメモをしてきました。
・鍵盤の重さは白鍵の前の部分で3.5オンス(約99g)
・手鍵盤の深さは3/8インチ(約9.5mm)以上、一部のメーカーでは5/16インチ(約7.9mm)
・風圧は家庭用のオルガンでは風圧計で1〜1.5インチ(約25.4〜38.1mm)の差

風圧について記載されているところでは直径1/4インチ(約6.3mm)のガラス管を買ってきてガスバーナーで曲げ、「己」の字型を90°回転した形の風圧計を作るように書いてありました。が、ガラス管を曲げるのは簡単に出来そうにないので直管6φのガラス管とそれを曲げる代わりにビニルチューブで代用し、装置を作りました。取り付け部品は百円均一で売っている電線を壁に留めるための材料です。
このような装置を「マノメーター」と呼ぶようです。近いうちに目盛りをつけたいと思います。

水を入れるとガラス管内部の表面張力で完全に右と左の水位の差が0にならなかったので少し洗剤を入れてみたら表面張力は弱まりましたが泡立ってしまいました。(笑)この装置で作っているオルガンの風圧を計測してみたところ、その差は30mm(重り345gx4枚の時)でありましたので一応「家庭用オルガン」の風圧には丁度いいような感じに収まっています。
実はふいごに空気がたまった状態で鍵盤を押さないでも18〜20mm程度の水位の差が見られます。きっとパレットの隙間から空気が漏れているのです。この程度なら音が出ないのですが漏れすぎですね。やっぱりパレットの革を貼り替えた方がいいかなー。鍵盤の重さも99gより遙かに重たいし。。。

「小型パイプオルガンの作り方」はまた図書館に閲覧しに行ってきます。貸し出しやコピーが出来ないのが残念です。

追記 091221
目盛りを付けました。(U字管マノメーター 完成参照)

2009年12月11日金曜日

最高音パイプの仕様変更 その2


最高音パイプの歌口の高さを下げることにしました。

最高音パイプの音階割り当て作業をしていてまたまた問題発生。ほとんどのパイプでfあたりから高い音が出なくなりました。
これは最高音パイプの歌口の高さを3.2と3.0mmにしたのが原因です。(最高音パイプ組み立て完了参照)
パイプ製作時はまだ送風装置が無く、今より風圧が高い状態では歌口が3.2と3.0でも音が鳴っていたのです。
テストで作ったパイプは「ポジティーフオルガンを作ろう」の指示通り歌口の高さを2.5mmにしてあり、このパイプだけ高音部が鳴りますので、原因は歌口の高さであることがすぐに分かりました。

まずは前板を大まかに切り落とし、カンナで側板が見えてくるまで気をつけながらカンナで削りました。その後前板を作り直したところまでで作業終了。リップの先端には前は瞬間接着剤を塗りましたが、今回は透明のラッカーを塗りました。
今回はパイプをMDFとボンドで作りましたがこの組み合わせは分解が出来ません。これに対して材料が木で接着剤がにかわの場合、分解してまた組み立てることが出来るので初めて作るにはかえってその方が良かったかも分かりません。

高音パイプと最高音パイプとの連続感は中音パイプと高音パイプのそれと比べるとかなりなめらかです。これは最高音パイプの低音が鳴りやすいように歌口を高くしたので音がまろやかになったのだとと思います。歌口が高いとき、音質は柔らかくなり、歌口の高さが低いと音質は堅くなります。と言うことは逆に中音パイプの低音部も歌口を高くすれば低音パイプとの連続感のなさが解消されるでしょう。時間があったら試してみます。

最高音パイプの仕様変更 その1


残るは最高音の1オクターブですが、その前に足の仕様変更をしました。

低音部の割り当て作業が終わり、最高音パイプ群の一連の録音をしてみたのですが音量が小さく、音の勢いも弱いのでやはり足の部分の真鍮パイプを細くしたのが原因かなと思い、8φの穴(最高音パイプ以外)にパイプを直接置いて音を出してみると断然良くなりました。「ポジティーフ・オルガンを作ろう」の連載では最高音パイプも足の部分に8φの真鍮パイプを使うよう指示があったのですが、私の判断で最高音パイプのみ5φの真鍮パイプを使っていたのでした。(真鍮パイプ切断参照)

まずはパイプ基盤(ストック)の最高音部の穴を5.1φから8.1φに広げ(写真)、次に最高音パイプの底にあいている5φの穴を8φに広げました。

ボール盤に最近購入したレーザーガイドを取り付けてあるので作業が楽に出来ました。
米国Woodcraft社 Drill Press Laser と言う商品でセール&円高と言うこともあり、前から欲しかったので買いました。
2本のレーザーラインがもう少し細くてX字ではなく十文字でしかも直交していれば最高なんですが。。。でも便利なのでかって良かったです。

追記 100201
Drill Press Laser に付属の基準を出すための丸棒は掘られている線がゆがんでいてあてになりませんでした。

2009年12月9日水曜日

低音パイプの割り当て


低音、最低音のパイプの割り当て作業をしました。
低音1オクターブは6本ずつ2種類のパイプで構成されています。

まずは低音パイプを同じように録音し始めましたが、鳴らない音が多くてやめました。本数も半分なので音を聞き比べながら割り当てをしました。特にf#、g、g#がやっかいで、音は鳴りますが、完璧ではありません。

最低音パイプは録音、評価のうえ割り当てをしました。音が低いので鍵盤を押してから鳴るまでに時間がかかります。船の汽笛みたいに「ぶぉー」って感じです。

写真は録音風景です。

2009年12月7日月曜日

パイプの録音と評価


各音階にパイプを割り当ての中音パイプを作業しました。

画像はpeak4(波形編集ソフト)で12音階を下から録音した状態です。横軸は時間、縦軸は音の大きさを示します。
見てのとおりBbの音だけ突出して音が大きいですが、聞いてみるとやはり一番よく響いているように感じます。
これは4番パイプについてですが、他のパイプについても同様の特性が見られます。
逆に低い方の音程では全体的に音が鳴りにくく、今回は低い方の音程から割り当てていきました。

昨日懸念していた高音パイプ群と中音パイプ群の連続感ですが、中音のBは丸い音色なのに対して次の高音のCはやや堅い音色です。途中から違う楽器に替わったみたいですよ。このオルガンの仕様なので仕方ありません。
次回(作るとすれば)には本来のパイプの太さが少しずつ小さくなっていく方法でやってみたいです。今回のパイプのBbの音を基準にしたスケールのパイプなら多少制作の誤差があってもうまく鳴ってくれるような気がします。

2009年12月6日日曜日

各音階にパイプを割り当て


1オクターブごとに同じサイズのパイプはそれぞれがまだどの音階になるか決まっていません。それを決める作業をしています。

昨日は高音パイプの「ド」の音からいい音が鳴るもの順に決めていったのですが、本当にそれが最良の組み合わせかはわかりません。全部の音階をすべてのパイプで鳴らしてみて評価した上で組み合わせを決める方法をやってみました。

手順
・同じサイズのパイプに1〜14の番号を振る。
・低い音からチューニングしては半音づつ12音録音する。x14本。
・各パイプの録音から同じ音程の音だけを取り出して別ファイルを作る。
・評価表(パイプ14本x12音階)を作り評価をつける。
・鳴りにくい音が多い音階からパイプを割り当てる。
・パイプから割り当てた音階を別ファイルに取り出し、低い音から並べて再生し確認する。
・パイプを割り当てた通りにオルガンにセットし、実際に弾いて確認する。

評価表を見ると高い音と低い音がきれいな音が出にくく中間の音はどのパイプも鳴りやすいことが分かったので鳴りにくい音からもっともなるパイプを割り当てていきました。

使用ソフト(MAC OS10.3.6)
チューナー:Perfect Pitch
録音:peak4(波形編集ソフト)を使いました。
音声入力は小型のコンデンサーマイク(ネクタイピンタイプ)
カメラ用ミニ三脚に取り付け

机の手前にオルガンを置いて作業したのでマウスを延長してのプチ遠隔操作です。(笑)まだパイプを切ることが出来ないので棒で押し込んだり栓に取り付けたひもを引っ張ったりしてチューニングが出来るようにしています。

高音パイプはこの方法でいい組み合わせ(たぶん最良)になりましたが、前後に中音パイプ、最高音パイプが連なってきますのでなめらかに音階がつながるかが気になるところです。

2009年12月5日土曜日

スクリーンの取り付け


ふいご(リザーバー)の前に目隠しのスクリーンを取り付けました。

ランバーコア15mmの余った材料で4方枠を作り裏側から布をホッチキスで留めています。タッカーを買おうかと思っていましたが、ホッチキスでやってみたら何とかなりました。取り付けはマグネットバーをフレームに掘った溝に落とし込んで両面テープで貼り付け、本体にはスチール製のメジャーテープの切り落とした(余った方)ものを同じく両面テープで取り付けています。
裏側なので写真には写っていませんがふいご(フィーダー)の四方枠の鏡板の部分にも同じ布を貼ったパネルを取り付けました。

使った布はABCクラフトという手芸用品店で見つけたポリエステルのちりめんです。単価は1.2m幅で1500円/mでしたが、0.8m&2割引で千円弱でした。
スピーカーのサランネットみたいにある程度伸縮性があってきれいに貼ることが出来ました。色も鍵盤とほぼ同じ色でカラーコーディネートもばっつすです。

2009年12月4日金曜日

調律と整音のための準備


調律と整音をするのはコンピューターのある居間なのでひとまず下段を1階に移動しました。

下段は組上がった状態ではとても一人で持って下りられる重さではないので、ユニットごとにばらして下ろし、再び組み立てました。居間の床はフローリングなので傷つき防止のためオルガン下段の底面にフェルトを貼りました。百円均一で売っている粘着材付きを適当なサイズに切っています。

空気だまりの箱に開いている四角い穴はふいご(フィーダー)の空気の取り込み口、丸い穴はふいご(リザーバー)用の安全弁用です。どちらも内側に弁が着いています。

2009年12月3日木曜日

足踏み機構 変更


改善されたとはいえ、まだ足踏みの重さが気になって変更することにしました。

変更といってもパンタグラフ構造の1ユニット抜いてふいごにつなげているアームを長くしただけです。(笑)
奥が変更前、手前が変更後です。

当然ふいごの動きは小さくなりましたが踏み込みが断然軽くなりました。これで演奏に集中出来そうです。

2009年12月2日水曜日

パレット用バネについて

バネは1.5φのピアノ線を曲げて作っていますが、これだと鍵盤を押さえる力が結構いるので1.2φのピアノ線を買ってきて同じサイズで作り、10本ほど取り替えてみました。(バネの形はダイレクト・アクション 断面モデルを参照)
しかし、取り替えたバネの穴にパイプを差しこんで空気を送り込むと鍵盤を押していないのにかすかにパイプが鳴ってしまいました。パレットを押さえる力が弱いため空気が漏れてしまうようです。
パレットの革の裏側がベルベットみたいなのでラム革に変えたら解決するかも分かりませんが、とりあえず完成を目指してそのまま進めることにします。

追記 091217
やはり仕様変更しました。パレットの仕様変更空気漏れと鍵盤重さの改善を参照

2009年12月1日火曜日

ふいご(リザーバー)改 重りケース


ふいご(リザーバー)改の重りケースを取り外し、中間板に取り付けました。

ふいご(リザーバー)の上の板に接着剤で取り付けてあったので胴付きのこの胴を外してのこ身だけで切り離しました。終わったら板に血が着いていました。知らないうちに指を切っていたみたいです。傷は浅いので気がつきませんでした。
中間板に板を渡し、切り離したケースを取り付けました。写真はひっくり返した状態ですが、重りを保持するためのストッパーを上からビス止めしています。上の板には穴が開いていますが調整用の重りを入れるためにそのままにしてあります。その代わりに凸型ふいごのトップの切り欠いた部分は塞ぎました。

前のふいごと新しいふいごの重さを量ってみると、前のふいごが1.6kg、新しいふいごが2.8kgでした。ふいご全体では1.2kgの増加です。ベース板および、中間板は計算でそれぞれ916g、前のふいごのベース板と上の板はそれぞれ427g。ベース板はふいごの重りとして関与しないので差し引くと前のふいごが1.173kg、新しいふいごが1.884kgです。その差は0.771kg。重り一つの重さは345gなので6枚のうち3枚抜いて81g乗せれば計算上は同じことになります。

さて、出来上がって動かしてみると問題なく作動しました。それどころかかなりいいです。
下段 組み立てと評価でふいご(フィーダー)の踏み込みが重すぎることを挙げていましたが、リザーバーを変えたことでこれが改善されました。
もう一つ、音を出したときに隣のパイプがかすかに鳴ってしまう現象について、穴と穴の間に溝を掘ってみましたが改善されなかったため皮をはがしてボンドで固定しました。

気がつけば下段 組み立てと評価からおよそ1ヶ月が経とうとしています。かなり予定が狂いました。

2009年11月30日月曜日

滑車を使ったふいご動作の制御


ふいご(リザーバー)改の取り付けをしました。

2種類のふいごはそれぞれの容量の変化の不均一を相殺して均一に空気を送る様になっているので1:1の割合で動かなければなりません。何もしない状態では1:1の割合で膨らんだり、縮んだりはしませんでした。そこで思った通りに動くように制御する必要があります。
試作ではクランクを応用して凹型、凸型ふいごの動作を制御しましたが、今回は滑車を使ってみました。滑車は戸車にアルミの角パイプを加工して作ったブラケットで取り付けています。ふいごの一番上の板が1上がると中間板は1/2上がるようになっています。これで凹型:凸型が1:1の割合で動きます。ふいごのバランスを取るための平行クランク機構がなくても4つの滑車だけで垂直に動きました。

実際にフィーダーから空気を送りますと思った通りに膨らんでいきましたが、縮むときに上の板の方が先に落ちてきてワイヤーがたるんで滑車から外れてしまいました。
あらら。。。

原因は上の板におもりを乗せているため、縮むときに重い上の板だけが先に落ちてしまうのでした。この解決方法としてはおもりの重量をを中間板にかけることです。ただ、重りのケースの撤去と中間板への取り付けをする必要があり、これをやめてクランクに変更しようか迷ったのですが、どっちも結構面倒くさいので折角作った滑車を生かす方向で進めることにします。

行きはよいよい帰りは怖い。。。

2009年11月29日日曜日

ふいご(リザーバー)改 接合


ふいご(リザーバー)改の凸型と凹型を接合しました。

中間板とベース板の厚みが15mmほどあり、今回はランバーコアではなく合板を使ったので結構重たいです。
はじめの方は革の端を剥いて(すいて)重ね張りしましたが、ラムの革は柔らかいのと厚みも1mm程度なのでボンドを多めに塗ってしまえば隙間が無くなるようで、後の方は剥くのをやめました。

2009年11月27日金曜日

ふいご(リザーバー)改 凹型


ふいご(リザーバー)改 凸型が完成、凹型を作っています。

ぺったんこになった状態で角の部分がたるんだ形状なので板と革の接着が難しかったです。
この後ベース板と凸型ふいごに接合します。凸型が上、凹型が下になります。

2009年11月26日木曜日

ふいご(リザーバー)改 凸型


ふいご(リザーバー)改 凸型を作っています。

本日注文していた革が届いたので早速作業を開始しました。今回は柔らかくてしなやかなラム革を使いました。革を無駄にしないために板と板の接合部をつなぐような形にしました。ボンドが無くなったので今日はここで作業終了です。下から順に組み立てています。

2009年11月25日水曜日

栓(最高音パイプ)


中央パイプのを作ってから同じやり方で他の栓も作っていきましたが、最高音パイプだけは小さいので作り方を変えました。

はじめに紙を巻くときつすぎたのでやめました。
革のひだになっている部分もニッパーで少し切り落としました。写真上が切り落とす前、下が切り落とした後です。

これですべての栓を作り終えました。

2009年11月24日火曜日

下段のトップに革貼り


上段が乗っかる下段の天部に空気漏れ防止の役目をする革を貼りました。

ふいご作り直しの作業が出来る様になるまでに他の作業をしておきます。
革はふいごの残りですが、大きさが足りなかったので右側は斜めに継ぎ足しました。

2009年11月22日日曜日

「パイプオルガンを知る本」


「パイプオルガンを知る本」
オースティン・ナイランド 著
丹羽正明 小穴晶子 訳
音楽之友社
を読みました。

この本は図書館で借りることが出来ました。イギリスのオルガンを中心にした内容になっています。
内容はオルガンの構造やパイプの説明、歴史などについてですが、最終章はレジストレーションのあれこれについて書かれていて、全体的には概論的ではありますが前の投稿で書いた「パイプオルガンの本」と比べてより実践的であると感じました。
逆に言うと大きなオルガンにふれたことのない私のような者にとってはレジストレーションの章は実感のわかないものでした。少しオルガンをさわりだした人が読むといいと思います。

2009年11月17日火曜日

ボンド用ヘラの谷間


ふいごの作り直しを進めていますが、革の入手がまだなので今日はボンドを塗り広げるヘラについての小ネタです。

ボンドを買うと写真の様なプラスチック製のヘラが付属しています。そしてヘラの先端はギザギザになっています。
前は指で塗り広げていたのですが、手が汚れるのは次の作業に支障をきたすので広い面にボンドをつけるときはヘラを使うようにしています。
ボンドとそれを塗られる物によって違いますが、ギザギザの谷が大きすぎてボンドが付き過ぎることがあります。そこで先端をカンナで削って適量塗り広げられるようにしてみました。写真下が加工後です。
木工用ボンドはプレスしたときに少しはみ出るくらいがいいのですが、過剰になると拭き取りが大変ですし。それによって作品が汚れてしまいます。

小さいボンド用ヘラの谷間にこんなにも多くのことが詰まっているとは。

2009年11月16日月曜日

BLACK&DECKER/CP360P


BLACK & DECKER/CP360P
360°ピボットドライバー
を買いました。

電動ドリルドライバーはすでにリョービのコード式のものを2つ使っています。
今回買ったこの360°ピボットドライバーは充電式でコードレスです。コードに束縛されずに作業が出来るのがいいですね。もう一ついいところは先端が回転し、入隅などの奥まったところのビス止めが出来るところです。黒と銀の境目は360°回転し、銀と朱の境目は180°回転します。ガラスの押さえ縁のビス止めをしたときなど幾度と無くこういうのが欲しいと思っていました。
小さいので奥行きがないところでも活躍します。そういうところはたいてい暗いのでLEDランプがついているのは助かります。

クラッチは無く、これ以上入らない所までくると「グッ」と止まりますが柔らかい材料の時は注意が必要です。
4.8vなのでパワー不足を補うため、回転速度が遅いのがコード式になれている私にはいらっとします。
ドライバービットの脱着は緩く、度々締め終わったねじに取られてしまいます。

追記 100714
製品サイトのリンクが切れていたのでリンクを削除しました。

2009年11月8日日曜日

ふいご(リザーバー)試作


ふいご(リザーバー)改善案試作が出来ました。

空気漏れがありますが、音を出してみたところ均一に鳴るようになりました。
正面と背面に上の凸型ふいごと下の凹型ふいごが同じ割合で落ちていくためのクランクを取り付けています。

2009年11月7日土曜日

ふいご(リザーバー)変更方針決定


ふいご(リザーバー)を作り直すことにしました。

HOW TO BUILD A SMALL TWO-MANUAL CHAMBER PIPE ORGAN という本に載っているリザーバーの図面(写真)を参考に容積の計算をしてみたところ、ふいごが落ちて行くに従ってほぼ正比例して容積が減っていくことが分かりました。凹型と凸型のコンビネーションが不均衡をうまい具合に相殺してくれるのですね。

「ポジティーフ・オルガンを作ろう」が連載されているアントレを買っていた頃に買った本ですが、英文のためほとんど読んでいません。米国人の友達に聞いてみたら「これはすごく古い文体だ。」と言っていました。1925年と書いてあります。英語に長けていない私には難しい本です。
この本には図面が折り込んであるのでそれは参考になります。このリザーバーのふいごも今回の問題にあたるまで「なんでこのような2種類のふいごを取り付けているのだろう。」と疑問だったのが、それが必然だったことを今、理解しました。

今回は慎重に段ボールとガムテープで一度試作を作ってみようと思います。

出典:
HOW TO BUILD A SMALL TWO-MANUAL CHAMBER PIPE ORGAN
By H.F.MILNE

2009年11月6日金曜日

ふいご(リザーバー)の容積計算


ふいご(リザーバー)の容積計算をしてみました
最大で500x300x200=30リットル(図のふいごの右にある数値の単位はリットルです。)

高さ-40mmごとの容量を計算し検証したところ、やはり一律に減っていくのではなく、一番高いところからは急減し、ぺったんこになるに従って空気が減る量が緩やかになっていくことが分かりました。
解決策としてはふいごの内側に折り込まれる部分を相殺するような仕組にするか、ふいごが落ちていくにつれて重しが軽くなるようにするか、バネを使うか。後者2つは加減が難しいです。

2009年11月5日木曜日

トライアングルのビーターに革巻き


私の所属しているバンドには専任でトライアングルパートがあるのですが、その奏者が使っているトライアングルのビーターに革を巻きました。ビーターとはトライアングルをたたく棒のことです。

それまでは滑り止めのためにテーピングのテープを巻いてらしたのですが、手あかで次第に汚くなってくるのでオルガンのふいごを作った革の端布を巻いたらどうか提案したのです。

革用ボンドで革の1/3を重ねながら巻いていきました。ほどよく凸凹になって滑り止めになるでしょう。
巻きはじめと巻き終わりは裏をすいてあります。
巻き終わりには電気配線材料の収縮チューブ(百円均一ショップダイソーで購入)を何種類か重ねて留めました。

2009年11月3日火曜日

下段 組み立てと評価


ひとまず下段が完成しました。
といっても、ふいご(フィーダー)の化粧板に鏡板を取り付けてませんが。

足踏み機構は実際に作動させてみるとつま先で踏み込むときが予想以上に重く、特にふいご(フィーダー)がぺったんこになってからの踏み出し時が大変です。とりあえずぺったんこになる手前で止まるようにストッパーをかませて使うことにしますがこの部分は改善の余地がありです。

もう一つ、ふいご(リザーバー)の方ですが、ぺったんこになるにつれて空気の圧力が強くなっていくので音の大きさも高さもそれに従ってかわってきます。多分ふいごの折りたたみの部分の形で中の体積が単純に比例して小さくなっていってないのでしょう。こちらは圧力をかけるのを重りからバネにした方がいいかもわかりません。

高音パイプをいくつか並べて音を出してみましたが、隣のパイプのl空気穴に音が漏れてかすかに鳴っていました。これは穴と穴の間に溝を掘って漏れた空気を外に逃がす加工が必要です。

2009年10月29日木曜日

足踏み機構 仮組


足踏みの動きをふいご(フィーダー)に伝える足踏み機構の仮組をしました。

すでに着色、オイル仕上げを完了しています。機構部のパーツは色が濃くなりすぎました。木でこのような機構を作ったなら「からくり」といった方が良く当てはまるかも分かりません。
足踏み機構 試行」の項で検証したとおりに動きます。つま先で踏み込むときに空気を吸い込み、かかとで踏み込むときに空気をふいご(リザーバー)に送り出します。
ふいご(リザーバー)の製作 その3」の時は支点のねじに4Mのねじを使いましたが、今回はより力がかかるため、5Mを使いました。コーナンproにはばら売りねじで5Mのステンレス製ゆるみ止めナットが20円で売っていたのでこれを使いました。4Mの時は仕方なくナイロンナットを使いましたが、4個入りで220円もしました。全部で22個必要なので今回は助かりました。
木と木の間にはワッシャをかませてあります。

次はふいご(フィーダー)の化粧板を作ります。

2009年10月23日金曜日

ボール盤&レーザー墨出し器


オルガンの足踏みペダルを作っています。
ペダル板の中央両側に木製の軸を差し込み、本体のペダル枠に軸受けを設け、シーソー式にセットすることにしました。

軸は左右が1直線上にないといけないので穴明けには気を遣います。
ドリルが板の中心をまっすぐ掘り進んでいくようにレーザー墨出し器を利用しました。
写真では板の陰になってドリルにレーザーラインが照射されていませんが設置時にあらかじめ位置あわせはしてあります。この方式ではボール盤が垂直に設置されていることが前提です。

常々ボール盤の穴あけにレーザー(出来ればポイントかクロスラインで)があれば便利なのにと思っていましたが、手持ちの道具を一時的にこのように使っても便利であることが分かりました。

参考にさせて頂いたサイトを紹介します。
ウィークエンド木工日記:ラジアルボール盤

ほしいもの
Woodcraft:Drill Press Laser

追記 091211
Drill Press Laser↑ を買いました。
最高音パイプの仕様変更 その1

2009年10月21日水曜日

Clavia Nord C2 Organ


こんなオルガンを見つけました。
Clavia Nord C2 Organ

一見ポピュラーミュージック専用のシンセサイザーかと思いますがトーンホイールサウンド、トランジスターオルガンの他、パイプオルガンの音も入っていて、クラシックオルガンとしても使えるオルガンです。しかも*グレート、*スウェル(上下鍵盤)、*ペダル併せてバロックタイプの21種類のストップも用意されています。
シンセサイザーにもパイプオルガンのプリセット音はよくありますが、ストップを組み合わせることが出来るのは他に知りません。これにmidiのペダルボードを追加すれば完璧ですね。15.5kgと軽いのもいいです。

製品サイトではサンプルのサウンドも聴けるようになっています。
「日曜の朝は教会で、土曜の夜はクラブで、新しいNord C2オルガンはどっちもぴったり」ですって。
同じ人が弾くなら忙しいですね。

*グレートオルガン パイプオルガンの中で一番大きなオルガン。
*スウェルオルガン 開閉するスウェル箱の中に入っているオルガン。扉の開閉によって音量の調節ができる。
*ペダルオルガン 足で演奏するオルガン。

Clavia Nord C2 コンボオルガン

このオルガンを買いました...「電子オルガン譜面台

2009年10月19日月曜日

アクションカバー(鍵盤上板?)の製作


アクションカバー(鍵盤の奥にあるアクションの部分にかぶせる板)を作りました。

この板は化粧目的なので材料はレッドオークを選択しました。
丁度この幅の板がなくて前側に別の材料を継ぎ足しています。段違いになっているのはそのときあった適当な材料がこの高さしかなかったからですが「こういうデザイン」ということにしました。悪くはないでしょう。
奥にある鍵盤の支点押さえ、枠と鍵盤の隙間を埋める材料(鍵盤 ストロークとフェルト 参照)に乗せるような感じでで少し浮かせています。

アンモニア着色の後オイル仕上げをしてから鍵盤との隙間にはフェルトをります。
看板から手を離すとき、勢いよくすると鍵盤が跳ね上がるのでそれを抑えるためです。

2009年10月16日金曜日

ふいご(フィーダー)の取り付け


ふいご(フィーダー)を取り付けました。

いったん合板にふいごを裏からビス止めし、その合板を下段の背面にビス止めしました。
合板の耳の部分は見えるのでレッドオークを接着しています。真ん中の隙間は薄板(0.5mmくらい)を貼り付けました。
接着する寸前に「あ、先にアンモニア着色をした方がいい」と気がついて良かったです。
そうしなければ合板ごと着色することになっていたでしょう。
フィーダー、リザーバーともふいごの一連の動作は予想通りうまく働きます。

ふいごの取り付けと併せて乗せた上段がずれないようにするための枠も製作しました。
下段の縁をトリマーで段欠きし、そこに枠がはまるような仕口にしました。

ビスが足りてないので後で買いに行ってきます。

2009年10月15日木曜日

MACキーボード改造 長いスペースバー第2弾


MACキーボード改造 長いスペースバーの第2弾です。

同じタイプのキーボードをもう1つ持っています。こちらはメインで使っている方。
前回ラッカーパテを使い、やせを生じてしまったので今回はポリパテを使いました。車の補修用です。
また、前回はキーとキーの間に木片を差し込んで接着したのですが、今回はパテのやせがないのでいきなりパテを詰め込みました。
1回目は接着目的で、固まってからパテを盛り上げ(写真)整形、塗装は直接ラッカースプレーの黒つや消しを使っています。
ポリパテを使った効果で表面の凹がなくなり、きれいに仕上がりました。

足踏み機構 試行


どうやって足踏みの動きをふいご(フィーダー)に伝えるか、悶々と3日間考えて結論がでました。

「ポジティーフ・オルガンを作ろう」の連載ではどうも可動範囲が狭そうで、せっかく作ったふいご(フィーダー)の能力を十分に発揮出来ないのではないかと考え、足踏みの動きをふいごに効率よく伝えるためにどうするのが最善かいろいろ考えてみましたが、高さに制限があるので単純な構造ではどうやら出来そうにないことが分かってきました。
ふいごの芯に使った端材に1cm間隔で穴を開け、てこの原理を使ってあれやこれや試行してみましたところ蛇腹式のマジックハンドみたいにアームが伸びてゆく構造に行き当たりました。関節箇所が多いですがこれが今の私に出来る最善の方法です。他にいいアイデアがあればご教授願いたいです。

写真は原寸の断面図に機構部の模型を載せてふいごを開いた状態です。ふいご(フィーダー)の動きに合わせてアームがやや上に向かって伸びてゆきます。これも前述の平行クランクを応用したものですが、中間支点を少し上にしているので「平行ではない平行クランク」と言えばいいのか、又は「パンタグラフ構造」?。図面で書いてみて、出来そうなのでこれで進めることにします。

このような動作をシミュレートする「phun」というフリーの物理演算ソフトがあって、使いたかったのですが、MACではOSX 10.4以上ということで断念しました。

足踏みは足踏みオルガンのようにバネを使わず、つま先を踏むと蛇腹が開きかかとを踏むと蛇腹が閉じる動きにしています。
踏むときに「ガチャ」と言わないよう軸と軸穴の隙間がほとんどない様に作りたいです。

このような構造で思い出すのが昔ケロッグのおまけに入ってた動物の胴体部分が蛇腹式に伸びるおもちゃです。インターネットで検索してもなかなか見つけることが出来なかったのですがやっと見つけました。
その名は「のびのびペット」英語では「stretch pets」です。

追記 100112
結果的にこの平行クランクのうち1つのユニットを抜くことにしたので「ポジティーフ・オルガンを作ろう」の連載の通りでも良かったかもわかりません。
足踏み機構 変更参照)

2009年10月14日水曜日

リハビリトレーニング用ハンドル


お友達のリハビリテーションのトレーニングに使うハンドルを作りました。
ほとんど筋力がなく、加重はほとんどかけられないため木製で十分です。

筋萎縮性脊索硬化症は今のところ不治の病で筋肉を動かす神経が機能しなくなり、最後には呼吸をすることも出来なくなって死んでしまいます。
このハンドルもいずれは使うことが出来なくなってしまうであろうと考えるとやるせない思いです。
新しい治療法が出来ることを祈っています。

追記 120722
7/15に彼が亡くなりました。

2009年10月10日土曜日

ふいご(フィーダー)の製作 その2


ふいご(フィーダー)自体は完成しました。

芯を少し小さめに作ったのでリザーバーよりゆったりと折りたたまれることができます。
写真は外側と内側両方が見えるようにして撮影しています。
この後外側には化粧板を、内側には本体下段に取り付けるための板を取り付けます。

昨日コーナンproに行ったらここで使っている発泡ゴムのパッキンがテープ状のロールになって売っていました。

2009年10月8日木曜日

ふいご(フィーダー)の製作 その1


外から空気を取り込んで次のふいごに送るためのふいご(フィーダー)を作っています。

リザーバーを作ったとき、芯材料が少し大きかったので小さく作りました。
これは2つ作ります。
前回と同じく革用ボンドで接着する作業時間が長かったのでシンナー臭で鼻がおかしいです。

ふいご(リザーバー)にはミンクオイルを塗りました。革はお手入れ次第で長持ちしますから時々ミンクオイルを塗った方がいいですよ。

黒い革の裏側に白い線でけがきをしていますが写真の右下にちょっと写っている〔クロバー〕アイロンチャコペンを使っています。アイロンを当てると線が消えるらしいです。革の表側なら鉛筆でも見えるんですけど裏はちょっと無理です。

2009年10月7日水曜日

MACキーボード改造 長いスペースバー


コンピューターはMACを使っています。
キーボードの「かな」「英数」をなくし、スペースバー(スペースキー)を拡張しました。

初めて使ったMACは会社の Centris650 。キーボードは apple keyboard II でした。
このあとに出てきたJIS規格のキーボードから「かな」「英数」キーが配置されるようになったのですが、Photoshopなどのグラフィック系アプリケーションではショートカットにスペースバーをよく使います。
そのときよく「かな」「英数」を間違えて押すことがあり、USキーボードを使ったり、JISキーボードの場合はこの2つのキーだけ外して使っていました。入力の切り替えは「コマンド」+「スペース」で出来ます。
しかし埃がたまりやすく、見た目も美しくないので試しに imac のキーボードで改造をしてみました。

手順
・木で「かな」「スペース」「英数」のキーの間にぴったりはまるスペーサーを2つ作る。
 後ほどパテ埋めをするのでキーとキーが接する面以外は1まわり小さくしておくこと。
・スペーサーに瞬間接着剤をつけてキーとキーが1直線になるように連結し3つのキーを1つにする。
・キーとキーの間にパテ埋めをし、固まったらヤスリ、サンドペーパーで平滑に仕上げる。
・「かな」「英数」キーの裏側にある丸いチューブ状の突起をハンドルーターなどで削り取る。
・つや消し黒のラッカースプレーで塗装する。裏側には塗料がつかないようにマスクすること

今回はラッカーパテを使ったため見ての通り、肉痩せしてしまいました。
パテはポリパテの方がいいでしょう。

この改造に当たり以下のサイトを参考にさせていただきました。
スチームパンク大百科
スチームパンクキーボードの作り方1