2009年12月11日金曜日

最高音パイプの仕様変更 その2


最高音パイプの歌口の高さを下げることにしました。

最高音パイプの音階割り当て作業をしていてまたまた問題発生。ほとんどのパイプでfあたりから高い音が出なくなりました。
これは最高音パイプの歌口の高さを3.2と3.0mmにしたのが原因です。(最高音パイプ組み立て完了参照)
パイプ製作時はまだ送風装置が無く、今より風圧が高い状態では歌口が3.2と3.0でも音が鳴っていたのです。
テストで作ったパイプは「ポジティーフオルガンを作ろう」の指示通り歌口の高さを2.5mmにしてあり、このパイプだけ高音部が鳴りますので、原因は歌口の高さであることがすぐに分かりました。

まずは前板を大まかに切り落とし、カンナで側板が見えてくるまで気をつけながらカンナで削りました。その後前板を作り直したところまでで作業終了。リップの先端には前は瞬間接着剤を塗りましたが、今回は透明のラッカーを塗りました。
今回はパイプをMDFとボンドで作りましたがこの組み合わせは分解が出来ません。これに対して材料が木で接着剤がにかわの場合、分解してまた組み立てることが出来るので初めて作るにはかえってその方が良かったかも分かりません。

高音パイプと最高音パイプとの連続感は中音パイプと高音パイプのそれと比べるとかなりなめらかです。これは最高音パイプの低音が鳴りやすいように歌口を高くしたので音がまろやかになったのだとと思います。歌口が高いとき、音質は柔らかくなり、歌口の高さが低いと音質は堅くなります。と言うことは逆に中音パイプの低音部も歌口を高くすれば低音パイプとの連続感のなさが解消されるでしょう。時間があったら試してみます。

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