2020年7月25日土曜日

表面仕上げセルロイドの補修

表面仕上げのセルロイドが2カ所ほど剥がれていたところを補修しました。(写真の周辺より少し白い部分)

左手のストラップを保護する脚みたいな部分の仕上げが一部欠損した状態で完全に外れていましたのでそれを利用しました(グリルの上に載ってるやつ)。脚は2箇所あるのですが片方は完全になくなってしまっていますのでこの際両方ともなしにします。後で白に塗りましょうかね。

瞬間接着剤で貼り付けてからヒートペンを160℃くらいにして押しつけると熱で柔らかくなって本体に沿いました。後からヤスリで段差がないように整えました。
仕上がりは切って貼ったような感じになってしまいましたが目立つ部分ではないのでよしとします。ただの言い逃れ。。。

2020年7月12日日曜日

蛇腹の孔塞ぎ

蛇腹の虫食いと見られる孔を塞ぎました。

孔より一回り大きいポンチでセーム革を抜いてビニルエマルジョン系の革用ボンドで内側から貼り付けました。
写真の真ん中あたりの丸いパッチがそれです。左側は光が漏れていますが、皮が薄いためで孔は塞がっています。

2020年7月5日日曜日

蛇腹留めを新調

蛇腹留め、教則本には「蛇腹固定ホック」と書いてありますが、それを新調しました。

現代のアコーデオンはジャンパーホックで「パチッ」と留める様になっていますが、昔のアコーデオンはこのように革に打ち込んだハトメをピンに引っかける様な仕口になっています。
革は床(とこ)面をドラムサンダーで漉いて毛羽立ちましたがトコノールを塗って磨くと滑らかに仕上がりました。

青いテープを蛇腹に4カ所貼っていますが、革に革用オイルを塗布したときに破れを見つけたので今度修理します。