風圧を測る装置を作ってみました。
ふいご(リザーバー)変更方針決定で紹介した本、「HOW TO BUILD A SMALL TWO-MANUAL CHAMBER PIPE ORGAN」の日本語版「小型パイプオルガンの作り方」という本があることを知り、近くの図書館に見に行ってきました。(国会図書館から取り寄せてもらいました。)
現在作業中のvoicingの頁を読んで、そのほかにも気になるところはメモをしてきました。
・鍵盤の重さは白鍵の前の部分で3.5オンス(約99g)
・手鍵盤の深さは3/8インチ(約9.5mm)以上、一部のメーカーでは5/16インチ(約7.9mm)
・風圧は家庭用のオルガンでは風圧計で1〜1.5インチ(約25.4〜38.1mm)の差
風圧について記載されているところでは直径1/4インチ(約6.3mm)のガラス管を買ってきてガスバーナーで曲げ、「己」の字型を90°回転した形の風圧計を作るように書いてありました。が、ガラス管を曲げるのは簡単に出来そうにないので直管6φのガラス管とそれを曲げる代わりにビニルチューブで代用し、装置を作りました。取り付け部品は百円均一で売っている電線を壁に留めるための材料です。
このような装置を「マノメーター」と呼ぶようです。近いうちに目盛りをつけたいと思います。
水を入れるとガラス管内部の表面張力で完全に右と左の水位の差が0にならなかったので少し洗剤を入れてみたら表面張力は弱まりましたが泡立ってしまいました。(笑)この装置で作っているオルガンの風圧を計測してみたところ、その差は30mm(重り345gx4枚の時)でありましたので一応「家庭用オルガン」の風圧には丁度いいような感じに収まっています。
実はふいごに空気がたまった状態で鍵盤を押さないでも18〜20mm程度の水位の差が見られます。きっとパレットの隙間から空気が漏れているのです。この程度なら音が出ないのですが漏れすぎですね。やっぱり
パレットの革を貼り替えた方がいいかなー。鍵盤の重さも99gより遙かに重たいし。。。
「小型パイプオルガンの作り方」はまた図書館に閲覧しに行ってきます。貸し出しやコピーが出来ないのが残念です。
追記 091221
目盛りを付けました。(
U字管マノメーター 完成参照)
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