2009年10月15日木曜日

足踏み機構 試行


どうやって足踏みの動きをふいご(フィーダー)に伝えるか、悶々と3日間考えて結論がでました。

「ポジティーフ・オルガンを作ろう」の連載ではどうも可動範囲が狭そうで、せっかく作ったふいご(フィーダー)の能力を十分に発揮出来ないのではないかと考え、足踏みの動きをふいごに効率よく伝えるためにどうするのが最善かいろいろ考えてみましたが、高さに制限があるので単純な構造ではどうやら出来そうにないことが分かってきました。
ふいごの芯に使った端材に1cm間隔で穴を開け、てこの原理を使ってあれやこれや試行してみましたところ蛇腹式のマジックハンドみたいにアームが伸びてゆく構造に行き当たりました。関節箇所が多いですがこれが今の私に出来る最善の方法です。他にいいアイデアがあればご教授願いたいです。

写真は原寸の断面図に機構部の模型を載せてふいごを開いた状態です。ふいご(フィーダー)の動きに合わせてアームがやや上に向かって伸びてゆきます。これも前述の平行クランクを応用したものですが、中間支点を少し上にしているので「平行ではない平行クランク」と言えばいいのか、又は「パンタグラフ構造」?。図面で書いてみて、出来そうなのでこれで進めることにします。

このような動作をシミュレートする「phun」というフリーの物理演算ソフトがあって、使いたかったのですが、MACではOSX 10.4以上ということで断念しました。

足踏みは足踏みオルガンのようにバネを使わず、つま先を踏むと蛇腹が開きかかとを踏むと蛇腹が閉じる動きにしています。
踏むときに「ガチャ」と言わないよう軸と軸穴の隙間がほとんどない様に作りたいです。

このような構造で思い出すのが昔ケロッグのおまけに入ってた動物の胴体部分が蛇腹式に伸びるおもちゃです。インターネットで検索してもなかなか見つけることが出来なかったのですがやっと見つけました。
その名は「のびのびペット」英語では「stretch pets」です。

追記 100112
結果的にこの平行クランクのうち1つのユニットを抜くことにしたので「ポジティーフ・オルガンを作ろう」の連載の通りでも良かったかもわかりません。
足踏み機構 変更参照)

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