2009年12月16日水曜日

パレットの仕様変更


パレットの革を貼り替えました。

空気漏れを改善するとともに鍵盤の押さえたときの重さを軽くするためにはパレットを押さえる力が弱くても密閉性をよくしなければなりません。元々貼っていた黒い革(写真に写っている)は牛革で、裏面がベルベットみたいでいいかと思っていたのですが、起毛に腰があって、押さえが弱いと密閉性が損なわれてしまう様でした。
ふいごの製作で使ったラム革はとても柔らかく、裏の起毛も腰がないのでこれに貼り替えることにしました。まずは2つほど貼り替えて空気漏れの具合をマノメーターで測定してみると、改善されていたので全部貼り替えました。
カンツェレが短い部分は革が足りなかったので一部フェルトむき出しですが、そのほうが密閉性が高まるような気もします。
所々荒れている部分があるのが気がかりですけれど。

バネは1.2φものをセットしてみましたが、力が弱すぎました。現在使っている1.5φのバネの初期の開き幅を狭めて対応しようとおもいます。

「小型パイプオルガンの作り方」には塩分を抜いた特別の白い羊の皮を使うように書いてありました。革をなめすときは塩分を抜くんですけど、もっと抜くのかなー。

追記 091218
パレットにラム革を貼った場合では密閉性がよいのでバネは1.2φのピアノ線でもいけそうな気がします。

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