2009年8月21日金曜日

アンモニアによる着色 その1


アフロモシアをアンモニアにて着色してみました。

アンモニアによる着色法は木材の中に含まれるタンニンとアンモニアを結合させて着色する手法です。
やり方は密閉した空間に着色したい木材とアンモニア水を入れ、放置するだけ。アンモニア水からはアンモニアガスが発生し、木材の表面、内部にまで浸透し、木材が黒っぽくなります。

ナラを着色(灰緑がかった色)するのにいつも使う技法なのですが、アフロモシアでテストしてみたら大成功。
写真は素地とテストピース(着色後)で、テストピースの角を削ってみたところ、中の方までしっかり着色されていました。この色だと申し分(もうしぶん)ないです。
中まで着色するには1日程度置く必要があります。

この着色方法は木材に含まれるタンニンの量によってその結果が変わりますので注意が必要です。

2 件のコメント:

Kazumi さんのコメント...

大変参考になりました、自分で試してみます。

cocian さんのコメント...

コメントありがとうございます。お役にたてられて幸いです。