パレットはバネの力によってカンツェレを塞いでいます。鍵盤を押すと押し棒(ステッヒャーという)がパレットを押し下げカンツェレにウィンドチェスト内の空気が流れ込み、パイプに空気が送られ音が鳴ります。鍵盤を離すとバネの力によってパレットがカンツェレを塞ぎパイプへの空気の流れが遮断され音が止まります。
先に紹介した
「パイプオルガンの本」ではこの機構を「
ダイレクト・アクション」と説明しています。
バネは
ピアノ線1.5φを曲げて作ります。結構力がいるのでなかなか大変です。
バネの力を1kgのキッチンスケールで量ってみたら一本が1kgを超えていました。49本あるので少なくとも49kgになります。女性一人分ほどの重さをこのバネホルダーが受けるわけです。ちょっと不安なので補強材30x10mmの木材をやめて鉄のフラットバー32x4.5を使うことにしました。
さび防止のため塗装しようかと考えたのですが、我が家は割と乾燥しているので黒皮(鉄の酸化膜)のままオイルを塗るだけにしました。
とりあえずパレットは両端の2つだけセットしています。
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