2009年8月18日火曜日

鍵盤の化粧材


オルガンは白鍵と黒鍵がピアノとは逆の色使いになります。
ややこしいので、以下白鍵と黒鍵をそれぞれナチュラルキー、シャープキーと記述することにします。
シャープキーにはハードメープルを、ナチュラルキーにはアフロモシアという材料を使うことにしました。
もっと明暗のコントラストが強い方がいいのですが、ハードメープルもアフロモシアもストックしてあった材料サンプルから取れたのでこれでいいことにします。サンプルには「アフロモシア・洋桑」と併記してありました。サンプルは良質な材料であることが多く、これらもとても綺麗な材料です。

写真左からハードメープル柾目、アフロモシア柾目、同板目
アフロモシアは柾目と板目で色が全然違いますが、柾目は切削直後、板目は切削されてから10年以上経ています。
柾目の方は色が明るすぎますが、板目の方みたいに黒っぽくなってくることを時間に任せるとしましょう。

アフロモシアはハードメープルより堅い材料でらしいですがテーブルソーで切ったときはハードメープルの方が堅かったです。個体差でしょうか。柄はチークに似ていますが油っぽい感触はなくサクッとしています。
またラワンのように交錯木理(ならい目と逆目が交互に並んでいる)のためカンナ掛けをしてみたらえらいことになりました。
光の反射が縞々な材料は交錯木理と思って間違いないでしょう。

追記 090904
切るのはアフロモシアの方がさっくっと切れましたが、カンナやノミの加工はメープルより堅かったです。

0 件のコメント: