2020年12月31日木曜日

パンタグラフのブラケット照明 完成

パンタグラフのブラケット照明ができました。

食卓を照らすペンダントランプを取り付けました。 一番伸ばすと壁から1600mm程度になります。来客時にテーブルを少し移動するときがあってそのときにテーブルを照らすためです。

 外ネジニップルの管の中に電線を通しています。ナットは緩み止め剤のロックタイト (低強度)を施して緩まないようにしました。

関係ないですが向こうにはサーキュレーターを壁掛けにして取り付けています。ストーブを使うとき暖気を下に送るためです。

2020年12月30日水曜日

ギター ネックのひび割れ修理 その2

割れたネックの裂け目に瞬間接着剤を注入するために裂け目を垂直になるようギターを固定し、外側に流れ落ちにくい様に少しくぼみをつけました。寒いと接着剤の粘度が上がりますのでエアコンで室温を20℃程度にあげて楽器と接着剤もその温度になじませてから作業しました。結果的にこのくぼみからどんどん接着剤が流れ込んでいき、深くまで行ったと思います。十分に接着剤が入ったところでクランプで圧着しています。

 このくぼみは後で傷になりますのでここまでする必要はなかったかもわかりません。

 つづく...「ギター ネックのひび割れ修理 その3

2020年12月29日火曜日

ギター ネックのひび割れ修理 その1

ギターのブリッジは24時間おいて接着できましたが弦を張るまでは成功しているかわかりません。ほかにネックのひび割れもありますので修理をします。ネックは多分マホガニー。

ひび割れした部分に瞬間接着剤を流し込んで接着します。ひび割れ部分の周囲はなるべくきれいな状態にしたいのでマスキングテープで保護します。

マスキングテープを貼ってから拓本用の釣鐘墨でこすると割れている部分が型取りされますのでマスキングテープ一旦剥がして型取りした線に沿ってカッターナイフで切り分け、割れた部分の両脇に再び貼り付けました

 つづく...「ギター ネックのひび割れ修理 その2

2020年12月28日月曜日

ギター ブリッジの接着 その2

早速接着までやりました。接着剤はエポキシボンドか膠で迷いましたが後の修理を考えると膠の方が良いかなと思い、あんまりなれてないので不安ですが膠に決めました。

古い接着剤を削り取った後、ブリッジの貼り付け位置をマスキングテープで囲って両面に膠を塗った後クランプで圧着中です。

クランプは作業台の天板の孔を利用してM12の寸切り、ナットと集成材でこしらえました。ギターの内部にはクランプの圧着に耐えるよう響板と裏板の間に板を縦に挟み、響板が壊れないようにしています。響板にはむくりがあるのでまっすぐのブリッジは両端だけを押さえつけるので事足りました。

膠は説明書に膠1に水1を加えて10時間ほどつけ込み、鍋などで煮込んで...とありましたので膠10gに水10gで作りましたが、粘度が高すぎる気がしたので調べてみると膠1に対して水2.5がいいようです。水を15ccほど加えるとほどよい粘度になりましたので接着面の両面に刷毛で塗り、クランプで締め付けました。膠は冷えるとすぐに堅くなるのでヒートガンで温めながら冷えないように作業するとよいです。クランプで圧着してからブリッジの上からヒートガンでさらに温めるとぶくぶくと膠がはみ出してきましたので固まらないうちに取り除きました。

参考 膠と水の配合について

製作法 ⑥ 接着剤 その2 膠

古楽器製作家の思うこと いろいろ

つづく...「ギター ネックのひび割れ修理 その1

2020年12月27日日曜日

ギター ブリッジの接着 その1

お友達から壊れたギターの修理を頼まれました。安いギターなのでプロのリペアに出すほどでもないとのこと、ギターの修理はやったことがないので問題があっても文句は言いませんという条件付きで引き受けました。

まずはブリッジが剥がれていますので弦を外したところです。ピックアップがブリッジ仕込まれているので電線が響板の中に通してあります。剥がれた面に接着剤が付いていないところが多く、手抜きと見ました。これでは剥がれやすいでしょうね。まずは古い接着剤をのみで削り取りました。

つづく...「ギター ブリッジの接着 その2

2020年12月12日土曜日

パンタグラフのブラケット照明 その2

仮組みを一旦ばらしてワックス仕上げをしています。

 ブライワックスというのを使いました。

つづく...「パンタグラフのブラケット照明 完成

2020年11月28日土曜日

Quaderno A5 カバー試作

演奏時に歌詞やコード譜などを見るために富士通/Quaderno A5(クアデルノ)を購入し、そのためのカバーを試作しました。

捨てるつもりの段ボール紙のかわいらしいのがあったので利用しました。yogiboのイエティのぬいぐるみが入っていた箱です。

角度をつけて見られるようにスタンドも兼用です。試行の課程で不要な折り目も付いています。黒い四角はマジックテープです。本体とカバーは両面テープで留めていますが粘着シートにする予定。

追記 210105
Quadernoはbuluetooth経由でページめくりができるのかと思っていたのですができません。楽譜だと両手が塞がっているので足でページめくりができると便利なんですけど。。。bluetoothはあるのですがコンピューターとデータのやりとりたができるだけです。ソフトウェアのアップデートでできるようになって欲しいところです。

2020年11月23日月曜日

パンタグラフのブラケット照明 その1

パンタグラフのブラケット照明 その2

パンタグラフで伸縮するブラケット照明を作っています。こういう形のを「シザーランプ」って言うみたいですね。

 昨日から作っていて仮組みまでできました。パンタグラフの軸になっているところは外ネジニップルを使っています。木と木の間にはポリプロピレンシートをワッシャー型に抜いたものを挟んでいます。ナラの虎斑が出ている材料をこっち側に持ってきました。裏側はおとなしい木目です。

先端にはペンダントランプを取り付ける予定。

つづく...「パンタグラフのブラケット照明 その2

2020年11月22日日曜日

ルーターで角アールを取る治具

ルーターで治具を使って角アールを取っています。

ルーターの刃は上にリングが付いているタイプを使っています。手前が治具を上にセットし、ネジを差し込んだ状態の木をこれから加工するところ、その向こうがアールを取り終えた状態です。ボルトを差し込むことで治具と加工する木のずれを防ぎます。

逆目にならないよう、1/4円ならい目で方向に切削し、裏返してからまたならい目方向で加工しました。ルーターは逆目がひどいときはたはじかれたりして裂けてしまうこともありますので注意が必要です。

2020年11月3日火曜日

アコーディオン 蛇腹留めの修理

アコーディオンの蛇腹留めの修理をしました。

白い革のが取り外したものです。使ってないベルトを切り出し、黒に染めて利用しました。金具と革を留めるのに、足の長いのがそれしかなかったのでのホック(パチッと留めるボタン)の雄の方を使ってかしめました。真ん中に孔が空きますのでその中をさらに大カシメでかしめて孔を塞ぎました。 写真では革の先、ホックのメスの方はまだ位置決めしていない状態です。

この蛇腹留めは取り付けビス孔が2つですが、少し古いタイプみたいです。

2020年10月25日日曜日

テンプルブロックホルダー

テンプルブロック(木魚)ホルダーを作りました。

スタンドがなかったのでマイクスタンドに取り付けられるようにしました。スリットの隙間が細いので太いネジが仕込めなかったり意外と一筋縄にはいきませんでした。様々な太さの支柱に取り付けできるようV字型の切り込みにしました。

取り付けねじは手で締められるようにしようと思います。

2020年8月14日金曜日

足踏みペダルの滑り止め交換

足踏みペダルの滑り止めを筋入りゴムに交換しました。

コルクを貼っていたのですが、足裏の汚れで黒ずんで来て見た目が良くなかったので。当初からゴムにしようか迷ってコルクにしたのですが、ゴムの方が正解でした。

2020年7月25日土曜日

表面仕上げセルロイドの補修

表面仕上げのセルロイドが2カ所ほど剥がれていたところを補修しました。(写真の周辺より少し白い部分)

左手のストラップを保護する脚みたいな部分の仕上げが一部欠損した状態で完全に外れていましたのでそれを利用しました(グリルの上に載ってるやつ)。脚は2箇所あるのですが片方は完全になくなってしまっていますのでこの際両方ともなしにします。後で白に塗りましょうかね。

瞬間接着剤で貼り付けてからヒートペンを160℃くらいにして押しつけると熱で柔らかくなって本体に沿いました。後からヤスリで段差がないように整えました。
仕上がりは切って貼ったような感じになってしまいましたが目立つ部分ではないのでよしとします。ただの言い逃れ。。。

2020年7月12日日曜日

蛇腹の孔塞ぎ

蛇腹の虫食いと見られる孔を塞ぎました。

孔より一回り大きいポンチでセーム革を抜いてビニルエマルジョン系の革用ボンドで内側から貼り付けました。
写真の真ん中あたりの丸いパッチがそれです。左側は光が漏れていますが、皮が薄いためで孔は塞がっています。

2020年7月5日日曜日

蛇腹留めを新調

蛇腹留め、教則本には「蛇腹固定ホック」と書いてありますが、それを新調しました。

現代のアコーデオンはジャンパーホックで「パチッ」と留める様になっていますが、昔のアコーデオンはこのように革に打ち込んだハトメをピンに引っかける様な仕口になっています。
革は床(とこ)面をドラムサンダーで漉いて毛羽立ちましたがトコノールを塗って磨くと滑らかに仕上がりました。

青いテープを蛇腹に4カ所貼っていますが、革に革用オイルを塗布したときに破れを見つけたので今度修理します。

2020年6月24日水曜日

アコーデオンのショルダーストラップ

というわけでアコーデオンのショルダーストラップができました。

先に修理したのとは違ってさら(新調)です。
この後ミンクオイルを塗り込みました。

2020年6月21日日曜日

ボール盤を使ったコバ磨き

アコーデオンのショルダーストラップを作っています。ボール盤を利用して革のコバ磨きをしました。

コバ磨きのホイールは木材にボルトをねじ込み旋盤で挽いたものです。定盤の上に敷いたMDFにホイールより少し大きめの穴を開けてあります。
革のコバにコバワックをなすりつけ、木の板をあてがってホイールに革を押しつけるようにゆっくり横に滑らせていけばコバ磨きが楽にできました。写真はコバ磨きをしたところが途中まで少し色濃くなっています。
「コバ」って書いてますけど「木端」のことだと思います。木じゃないけどね。

この後ボール盤を利用して革と革をかしめる作業をしました。
ボール盤を(革工芸)ハンドプレスに使う

2020年6月7日日曜日

グリルの内側にネットはりつけ

グリルの内側に裂地のネットを貼り付けました。
右手の鍵盤の音が出る部分ですので音が通るように、かつ埃は遮断する程度のネット状の布が最適です。

手芸店を巡って最終的に大きめの裂地専門店でいい感じの黒に金ラメの入った生地が見つかったので買い求めました。写真の裂地は黒っぽいですが、表は金ラメがもっと勝ってます。(こっち側を表にしようか迷いました。)

通常はボンドで貼り付けるのだと思いますが、剥がれやすかったりするので今回はホットボンドをつかって見ることにしました。
先に金属製のグリルの内側にグルーガン(写真の黄色いやつ)でホットボンドを塗布してから(細かい作業なのですごく手間でした)布を置いて160℃に設定したヒートペン(黒と黄緑のやつ)で上から溶着していきました。これも大分手間だったので1/4ほど進んだ時点でアイロンに切り替えて溶着しましたらあっという間に完了しました。
グルーガンは細かい作業には適していませんね。ペンタイプのでやるといいのかも。

2020年6月6日土曜日

ドラムサンダーで革漉き

自動送りのドラムサンダーで革漉きができるのかやってみました。
今回やってみたのは床面を漉いて厚みを均一に薄くする「ベタ漉き」 です。

ベタ漉きは専用の機械がないと難しく、高価なため諦めていましたが、ドラムサンダーでできないかと思いつきました。サンダーの番手(荒さまたは細かさ)は80番です。
手元にあった革の切れ端2.5mmをそのまま送ってみたところ、中のサンダードラムに巻き付いて失敗しました。そこで先端をまっすぐに導くものが必要だと考え、送る先頭に薄い木材を下面(革の銀面)からテープで貼り付けて送ってみたところ、うまくいきました。(写真)

仕上がり厚み2.0mmまで削ってテスト終了です。専用の機械で漉いたのと比較はできませんが、削った床面は少し毛羽立ちます。(ベルベットみたいな感じ)
集塵機を使いながらやりましたが、途中接続を忘れた時に削りかすが周囲に飛んでしまいました。

2020年5月31日日曜日

ショルダーストラップのメンテナンス

以前に「アコーディオン ストラップの修理」で登場したショルダーストラップの革の表面が剥がれて色も禿げてきたので着色しています。

もう10年も前のことなんですね。革も大分痛んでいますが、もう少し存えてみようと思います。
刷毛代わりに薄いウレタンシートを丸めて2枚の板にはさみ、ビニタイで留めたものを使っています。ウレタンシートは使い捨てます。乾いたらミンクオイルを塗布します。

今修理しているアコーデオンも古いタイプなのでこれと同じものを作ろうと思っています。現代のアコーデオンストラップは途中に長さを調整する様になっていますが、古いタイプは両端の楽器に取り付ける部分しか長さを調整するところがありません。左右の長さも同じと思ったけど再度計ってみたら20mmほど片方が長かったです。長いのは右の方。

2020年5月28日木曜日

蛇腹ピンホルダー?

アコーデオンは大きくトレブル部(右手で演奏する方)、蛇腹、ベース部(左手で演奏する方)の3つの部位で構成されています。そしてそれらはピンによって止められています。
このピンを通称「bellows pin」、複数形だと「bellows pins」と呼ぶみたいなので「蛇腹ピン」と呼んでいいかと思います。

この蛇腹ピンですが、トレブル部、ベース部それぞれの正面と裏側に3本あるいは4本で刺さっています。どちらにも対応できるよう穴は5個にしました。楽器によっては長さが違っていたりしますので刺さっていたところに戻すのが一番良いのですが、どこに刺さっていたのか後でわかりやすくするためのホルダーを作りました。形もミニチュアのアコーデオン型にすることで一目瞭然になりました。

材料はパインの集成材です。蛇腹とグリルの部分をペンで色づけしてみましたがまだらになってしまい、やらない方が良かったかなと思っています。正面用と裏用が干渉しないよう裏側の穴を1段下げて穴を明けました。

2020年5月21日木曜日

ミニルーターとフットスイッチ

ミニルーター用にフットスイッチをあつらえました。こまめにON/OFFする作業に手元スイッチでは煩わしいのです。

選んだのは踏み込んでいるときだけスイッチONになる「オジデン フットスイッチ OFL基本形」の「モーメンタリ」型です。
ちなみに「集塵機のリモコンとフットスイッチ」で使用している一度踏んでスイッチON、もう一度踏むとスイッチOFFになるのは「オルタネイト」型です。(オジデンフット スイッチには外観は同じの「オルタネイト」型もあります。)

白いコンセントに接続した機器のスイッチが効くように配線は組み替えました。

2020年5月17日日曜日

樟脳ホルダーまたはケース?

メンタームの様な香りがすきのなので防虫剤に樟脳を使っています。そのホルダーまたはケース?を作りました。
押し入れ、物入れ(衣料を入れている)、台所の下の開き戸に樟脳をティッシュでくるんでだしパックに入れてつるしていましたが、数が多くて毎回面倒なので専用のホルダーまたはケース?を作ったら手間が省けると思って。

「樟脳の匂いの付いた衣料はくさい」とよく耳にするのですが、全然そんなことはなくて、むしろいい香りだと思います。ナフタリンと間違えてませんか?あれはくさいです。

使っている樟脳は藤澤樟脳で、30x30x10です。ホルダーはフエルトで袋部分が60x60、フラップが60x30mmです。(左上はちょっと小さめです)これをクリップで挟んで(写真左下)つるします。左上のは生地が足りず、ちょっと小さめのサイズです。

2020年5月11日月曜日

鍵盤支点軸の端部処理

鍵盤支点軸の引き抜き」で記述しましたが、楽器から出ている先端の曲がっている部分が折れたので支点軸(2φの真鍮棒)が突き出た形になってしまいました。そのままでは危ないので端部処理をしました。

6φの真鍮棒のセンターに木工旋盤を使って2φの孔を開け、金属用の糸鋸を使って穴の内側から外側に4カ所(十文字に)切り込みを入れました。半田付けする際半田が孔の下の方まで染み渡るようにしたかったのです。以後ここでは6φの真鍮棒を「頭」と呼ぶことにします。
アコーデオンは厚紙で保護してから支点軸に頭を差し込み、半田ゴテで真鍮のを十分熱してから半田付けしました。頭の孔の内側に入れた切り込みを通して半田は下の方まで行き渡ったみたいです。頭と楽器の隙間があまりないのでよく確認できません。半田付けした上の部分はヤスリで丸め滑らかにしました。

保護の厚紙を取り去ると支点軸の周囲は白い仕上げが焦げてしまっていました。特に頭の右側。楽器の白い仕上げはセルロイドだと思いますが、後で調べると熱に弱いことがわかりました。本来なら鍵盤をセットする前に端部処理をしておいた方が良かったのですが、後から思いついたのです。失敗失敗。

2020年5月10日日曜日

バルブと鍵盤の接合部の革カバー

バルブと鍵盤の接合部に革のカバーを貼り付けました。

リードワックスを少し追加で盛り、革を押しつけてからヒートペンで熱を加えて接着しました。

2020年5月8日金曜日

バルブの鍵盤への固定

アコーデオンの鍵盤の先にはアルミニウムの棒が延長されていて、その先にバルブ(開閉弁)が付きます。鍵盤を押すとバルブが開いてリードに空気が出入りし、音が鳴ります。

棒の先とバルブが一部ぐらついている箇所がありましたので可能な限り取り外して、きれいにしてから先日作ったリードワックスで固定しました。

可能な限りというのは、このアコーデオンは以前にすでに修理された形跡があり、一部のバルブが接着剤で強固に固定されていて、外れなくなっていたからです。ここだけではなくほかの箇所もひどい修理の仕方で、それを元に戻すのに余計に手間がかかりました。私も素人ですが、なるべく正しい方法で修理しようと思っています。

2020年5月6日水曜日

フェルトの貼り替え

鍵盤の底に鍵盤を押したときに衝撃を和らげるクッションが貼ってありますが、これもへたっていたので貼り替えました。ウールフェルトの2mmです。ポジティーフ・オルガンで使ったものの余りです。

鍵盤は取り外す前にマスキングテープを貼って順番通りに番号を書き込んであります。

2020年5月4日月曜日

鍵盤支点軸の引き抜き

アコーデオンには写真のように鍵盤の支点として真鍮製の軸が通して入っています。これを抜くのに難儀しましたので、今回の方法を記しておきます。
ペンチで挟んで引き抜こうとしましたが抜けません。鍵盤と鍵盤の隙間からオイルを注入しても抜けません。元は先端がU字型に曲げられていましたのでバールに引っかけて抜いてみたら少し抜けたのですが、程なく曲がっている部分が折れてしまいました。それだけ力をかけたと言うことです。ここで途方に暮れて諦めて寝ました。

翌日に思いついたのがチャックで挟んでバールでドリルチャックに引っかけて引き抜くやり方で、これはうまくいきました。バールとアコーデオンの間に挟むてこの支点をだんだん厚くしていき、写真左まで抜けました。

そのまま続けても良かったのですがバイスを利用して引き抜き(写真右)、3/2くらい抜けたところから後は手で引き抜くことができました。ふー。

2020年4月29日水曜日

リードプレートの固定

前回作ったリードワックスでアコーデオンのリードプレートをリードブロックに取り付けています。
ヒートペンを使ってリードワックスを溶かしながら半田付けをするような要領です。(温度のメモリは210)

古いワックスは除去した方がきれいに仕上がりますが、面倒くさいのでそのまま新しいものを追加しながらの作業です。
温度調節が可能な半田ゴテでもできると思いますがリードとリードの間が狭いので先端を加工するなど工夫が必要だと思います。半田ゴテよりヒートペンの方が先端に近い部分を持てるので作業がしやすかったです。

こちらも私独自のやり方です。

2020年4月26日日曜日

アコーデオンのリードワックス

古いアコーデオンの修理をしています。リードプレートがリードブロックから外れていたり浮いていたりしているところがありましたのでリードワックスで再固定していますが、前に作ったのを使い切ってしまったのでまた作りました。

主な材料は蜜蝋松ヤニです。亜麻仁油やオリーブオイルを加えるなどいろいろあるようですが、今回は蜜蝋2(60g):松ヤニ1(30g)の割合としました。
( 配合はこちらを参照しました。rec.music.makers.squeezebox › reed wax

1.ガラス瓶に蜜蝋と松ヤニを入れ、保温プレートで溶かしました。(1時間程度で溶けました)蜜蝋も松ヤニも細かい方が早く溶けます。なければ湯煎でもいいと思います。融点は蜜蝋は65℃、松ヤニは70℃~80℃とのことです。

2. クッキングペーパーを敷いた箱に溶けたリードワックスを流し込みました。写真では溶けきらなかった松ヤニが混入していますが、後で取り除きました。網などで濾すか先に取り除いた方が良かったです。

3.粗熱が取れてから麺棒で厚みを整え表面が冷えてからクッキングペーパーを剥がしました。厚みがそろっていなくても差し支えないのでここの行程は飛ばしてもいいと思います。

4.クッキングペーパーの上で棒状に切って出来上がり。今回は包丁をガスコンロでその都度温めながら切りました。ベタベタするので冷蔵庫で保管します。

普通は1の工程のみで材料を溶かしてそのままつかうみたいです。(2以降は私独自のやり方です。)

2020年4月14日火曜日

iPod shuffle(第一世代) が復元できました

初代のiPod shuffle(500MB)を使っています。OS10.3.9のままで使っている古いMacにUSB接続すると認識しなかったりすることがあって、何気なくディスクユーティリティで初期化してみたのですが、iTunesにてアップデートサーバに接続できないとのことで「復元」することができなくなってしまいました。(泣)もうお役御免なの?

インターネットで何か解決する方法はないかと探してみたら、アップルのソフトウェアダウンロードでリセットユーティリティがあることがわかり、ダウンロード、インストール、実行したところ、見事復活しました。えがったー。

以下ダウンロードサイトです。
https://support.apple.com/ja_JP/downloads/ipod 

その中の
「iPod shuffle リセットユーティリティ」
iPod shuffle リセットユーティリティでは、第一世代の
iPod shuffle を復元できます。
2006/12/21
がそれです。ダウンロードするファイル名は「iPodshuffleResetUtility.dmg」
写真は復元できた状態のiTunesのウィンドウです。

2020年4月11日土曜日

ヒゲトリマーER2403Pのアタッチメント改造

PanasonicのヒゲトリマーER2403Pを使っていますが、カールしたひげの切り残しが多く、使い勝手が悪かったのでアタッチメントを改造してみました。

以前使っていたBRAUN/EP20は切り残しが少なかったです。アタッチメントの櫛の鋭角の部分がPanasonicの方はL型につながっているのに対しBRAUNの方改造後の写真の様に途切れていました。そのことにより、フォークの先端みたいに細くなっていることでカールしたひげを根元からすくい起こすようになっていたのだと思います。つながっているとひげをすくい起こすことができないのでしょう。

つながっている部分をニッパーで切ってサンドペーパーで切り口を整えました。
早速使ってみたところ切り残しが格段に少なくなり、トリミングを早く終えることができましたよ。

追記 200413
よく考えたらフォーク状になったアタッチメントより先に刃が先なので、押さえつけられたひげが櫛の途切れてたところで解放されて起き上がり、切られると考えた方が正しいかも。

2020年3月29日日曜日

ウッドブロック(楽器)の製作 その2

形が変わってしまいました。

先に作った方は低い方の音があまり響かなかったのでもう一度作り直しました。2つのウッドブロックの距離が短い方がたたきやすいのではないかと思い このような形にしてみました。

マレットも剪定したシマノトネリコの枝を旋盤で挽いて作りました。枝は断面が丸いので角材から球体を作るより楽ですね。あまり乾燥していない方が削りやすいです。柄は竹の菜箸です。

2020年3月22日日曜日

ウッドブロック(楽器)の製作 その1

ウッドブロックを作っています。

パーカッションのウッドブロックです。
ポジティーフオルガンの一番太いパイプ(MDF)の使わなかったものを再利用しました。テーブルソーでパイプに60mmと50mmのスリットを切り、ルーターで坊主面を取ってから2つを繋ぐ木片を差し込み、接着しました。丸棒は木工旋盤で削りました。


2020年3月15日日曜日

USBフットスイッチ 試作

PDF楽譜のページめくりを足で行うためのUSBフットスイッチを作ってみました。

あまり使うことのないUSBゲームパッドを利用することにしました。スーパーファミコン風です。ドライバ「USB OVERDRIVE」をインストールして十字カーソルボタンの右を「→」に、左「←」に設定しました。

踏み板のネジ留めしている裏側の際に溝を切り、木のしなりでスイッチを押せるようにしました。写真は左の踏み板を外した状態です。
厚みが46mmで高めなのでもう少し薄くしたいです。


2020年1月16日木曜日

「Macで音声入力」の落とし穴

新しいiMacを買いました。なぜか音声入力ができないんです。

調べると「ライブラリ」フォルダの中の「Preferences」フォルダの中の「.com.apple.assistant.plist」という初期設定ファイルを削除して再起動みたいな記事がありましたのでやってみたのですが改善されませんでした。

ふと環境設定の音声入力のマイクの図形の下に「USB AUDIO CODEC」と表示されていたので「これか?」とクリックすると選択項目が現れました。そして「内蔵マイク」に切り替えたら無事音声入力ができるようになりました。知らないうちに切り替わっていたみたいです。

2020年1月13日月曜日

MAC用にKeychron K4キーボードを買いました。

前にも書きましたが上の「Apple USBキーボード」のようなテンキー付きでコンパクトタイプで英語配列のキーボード(96キータイプとも言われているみたいです)をずっと探していましたが、ようやく満足のできるものを見つけて購入しました。(写真の下)

Keychron K4 Mechanical Keyboard

macとwindows兼用ですが、commandキーが付属していてoptionとの位置関係も正常です。横のスイッチでmacとwindows切り替えができます。どっちでもいいことですがcommandキーがデフォルトで取り付いていました。私はクラウドファンディングで買いましたが現在は普通に買えるみたいですね。
残念なところもございます。テンキーがwindows配列であること、厚みが結構あってパームレストが必要なところでしょうか。メカニカルキーボードなら厚みがあるのは仕方ないのですが、分解してみたら底に空間がありましたのでもっと薄くできるはずです。