2007年10月30日火曜日

ボール盤を(革工芸)ハンドプレスに使う


今日は革工芸に関すること。
革工芸の経験がある方なら写真を見てぴんとくると思いますが、写真はカシメるための手道具をボール盤にセットしたものです。
通常この道具は下から カシメ床→カシメ雌→革→カシメ雄→カシメポンチ という風にセットした上で上からハンマーでたたいて金物をカシメます。真上から正しく力を加えられればうまくいくのですが、どうしても手がぶれて金物が斜めにずれてしまい失敗することが多いのです。
プロ、上級者向けにハンドプレスという道具があります。これを使うとうまく出来るようですが、ハンドプレス以外にそれぞれのカシメやハトメなどに合わせた専用の駒が必要で、これらを揃えようと思うと何万円もし、アマチュアの私には身に余るものです。何か良い方法はないかと思案して思いついたのが写真の様にボール盤を利用する方法です。もちろん電源は入れません。
ハンドプレスは使ったことがありませんので仕上がりの程を比較することは出来ませんが、この方法で失敗することがなくなりました。
これなら今まで買いそろえた手道具(カシメポンチ、ハトメポンチなど)も無駄にならず、一石二鳥です。私が持っているボール盤はドリルチャック部分の最大径が10mmですので無理ですが、最大径が13mmのタイプなら大カシメポンチもセットすることが出来ます。
13mmのボール盤はホームセンターで安いものを売っていますが、これだけのために買うのもどうかと。ボール盤でなくてもドリルと ドリルスタンド、または 13mmドリルチャックのみとドリルスタンドを使っても同じ効果が得られるのでしょう。因みに私が持っているドリルチャック(六角軸を13mmドリルチャックに変換するもの)の一番太いところが42.3φだったので42φのドリルを取り付け可能なドリルスタンドに取り付け出来るかも。

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