2020年5月11日月曜日

鍵盤支点軸の端部処理

鍵盤支点軸の引き抜き」で記述しましたが、楽器から出ている先端の曲がっている部分が折れたので支点軸(2φの真鍮棒)が突き出た形になってしまいました。そのままでは危ないので端部処理をしました。

6φの真鍮棒のセンターに木工旋盤を使って2φの孔を開け、金属用の糸鋸を使って穴の内側から外側に4カ所(十文字に)切り込みを入れました。半田付けする際半田が孔の下の方まで染み渡るようにしたかったのです。以後ここでは6φの真鍮棒を「頭」と呼ぶことにします。
アコーデオンは厚紙で保護してから支点軸に頭を差し込み、半田ゴテで真鍮のを十分熱してから半田付けしました。頭の孔の内側に入れた切り込みを通して半田は下の方まで行き渡ったみたいです。頭と楽器の隙間があまりないのでよく確認できません。半田付けした上の部分はヤスリで丸め滑らかにしました。

保護の厚紙を取り去ると支点軸の周囲は白い仕上げが焦げてしまっていました。特に頭の右側。楽器の白い仕上げはセルロイドだと思いますが、後で調べると熱に弱いことがわかりました。本来なら鍵盤をセットする前に端部処理をしておいた方が良かったのですが、後から思いついたのです。失敗失敗。

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