古い接着剤を削り取った後、ブリッジの貼り付け位置をマスキングテープで囲って両面に膠を塗った後クランプで圧着中です。
クランプは作業台の天板の孔を利用してM12の寸切り、ナットと集成材でこしらえました。ギターの内部にはクランプの圧着に耐えるよう響板と裏板の間に板を縦に挟み、響板が壊れないようにしています。響板にはむくりがあるのでまっすぐのブリッジは両端だけを押さえつけるので事足りました。
膠は説明書に膠1に水1を加えて10時間ほどつけ込み、鍋などで煮込んで...とありましたので膠10gに水10gで作りましたが、粘度が高すぎる気がしたので調べてみると膠1に対して水2.5がいいようです。水を15ccほど加えるとほどよい粘度になりましたので接着面の両面に刷毛で塗り、クランプで締め付けました。膠は冷えるとすぐに堅くなるのでヒートガンで温めながら冷えないように作業するとよいです。クランプで圧着してからブリッジの上からヒートガンでさらに温めるとぶくぶくと膠がはみ出してきましたので固まらないうちに取り除きました。
参考 膠と水の配合について
古楽器製作家の思うこと いろいろ
つづく...「ギター ネックのひび割れ修理 その1」
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