2009年12月31日木曜日

オルガン演奏の動画 その2

別の曲をYoutubeに動画をアップしてみました。
改めてへたくそなのはご容赦ください。
曲はアルカンジェロ・コレッリの「降福式」?
( Arcangelo Corelli / [En] Benediction [It] Benedizione )
もう年が明けますよ。良いお年を。

2009年12月29日火曜日

オルガン演奏の動画 その1

Youtubeに動画をアップしてみました。
演奏は私、オルガン作者です。へたくそなのはご容赦ください。
J.S.バッハ 平均律クラヴィーア曲集 第2巻 作品2(BWV871)の前奏曲です。

マイクをちょっと離れたところに設置したせいか鍵盤とか足踏みのばさばさ言う音もよく聞こえます。

2009年12月27日日曜日

ポジティーフ・オルガン 完成


とりあえずこれで完成ということにします。

調律をしていてどうも最高音パイプの1オクターブだけふいごを踏むと音が高くなってしまい音が安定しないのです。他のパイプ群もその傾向はあるのですがそれほどひどくはありません。
ふと気がついたのは最高音パイプは高音パイプより中の穴を大きく開けていることです。低い音域のパイプは後で穴を広げましたが、その道理で言うと最高音パイプはそんなに大きい穴が必要ではないと言うことが言えると思いました。それで風圧調整用のねじを音に影響がないところまで締めましたら少し改善されました。

明日友達を呼んでオルガン披露会を開きます。

追記 100113
動画はこちら

2009年12月26日土曜日

ポジティーフ・オルガン 背面

オルガンの背面の写真がなかったので撮影してみました。

ふいご(フィーダー)が膨らむので壁から少して設置しなければなりません。
オルガンベンチの裏に貼るフェルトは別のダイソーに行って買ってきました。
昨日オイルを塗ったのですがベンチの足の底がまだ乾いていなかったので乾いてからフェルトを貼って完成です。

2009年12月25日金曜日

百円均一ショップ

昨日百円均一ショップダイソーに行ってきました。

百円均一ショップはよく利用します。オルガンの製作にもいろいろ役に立っています。
昨日の買い物の目的はアンモニア着色に使う大きいビニール袋、着火用ライター、家具の裏に貼る床保護用のフェルト。
着火用ライターは充填式が無く家具の裏に貼る床保護用のフェルトも目当ての長いタイプがありませんでした。
床面積はそこそこあるのに行ったダイソーはよく目当ての品がありません。よく行くダイソーは何カ所かありますが店によって置いているものが違うため時には何軒もはしごすることも。
ダイソーは特殊なものも売っていることがありますが一般的なものならダイソーではない百円均一ショップを利用した方がいいときもあります。
また百円均一ショップの品は材料を節約していて品質が良くないとか、次に買うときにはもう売っていないこともあるので一般の店で買った方がよいときもあります。値段も百円均一ショップの方が高いものもあります。

ついでに買ったホッチキスの芯がサイズ違いでがっくり。しかも3箱入り。

2009年12月24日木曜日

譜面台の製作 着色


譜面台をアンモニア着色しました。

昨日と比較すると少し暗く緑っぽくなったのが分かると思います。。ベンチは着色の度合いがまだ浅かったのでアンモニア水を追加してもう一晩置きます。

追記 130222
この譜面台は卓上譜面台にもなりますよ。

2009年12月23日水曜日

譜面台の製作


譜面台を作りました。

材料の厚みが7mmなのでとても軽いです。ぺらぺらです。アクション部の上板に乗せるだけ。角度を変えられるようにしようかと思いましたがよく考えたらその必要は無いと思ったので角度は固定です。
オルガンベンチと併せて着色、オイル仕上げをすれば作り物はすべて完了。

2009年12月22日火曜日

オルガンベンチの製作


専用のオルガン用椅子を作りました。

普通の椅子では低いので現在は作業用の高さが変えられる椅子で調整作業をしています。しかし見た目が良くないので専用の椅子も欲しくなってきたのです。
オルガンベンチと言ってもペダルボードがないので幅は600mmと狭いです。
材料はオルガンと同じレッドオークでデザインもオルガンに合うように素っ気なく(シンプルにとも言う)しました。丁度いい大きさの板があったので接ぎ合わせ無しで出来ました。
次は譜面台ですがまだ思案中です。

2009年12月21日月曜日

U字管マノメーター 完成


風圧の計測で自作したマノメーターにメモリをつけました。

もうあんまり出番がないと思いますが、一応完成させました。
水位の差を直読みできるようスケール1/2の目盛りをCADで描いてプリントし、ラミネート加工しました。上下の透明部分をZ型にを折り曲げてガラス管と板の隙間に挟み込み、上下に若干動かせるようにしています。左右にぶれないように裏側に簡単なレールの様なものを仕込んでいます。

今回は縦の管にガラス管を使いましたがをこれをまっすぐ垂直に固定できるようにすれば全部をビニルチューブで作った方がいい気がしてきました。というのは縦の管の内径が左右で同じでなければならずガラス管では製品誤差があるのに対してビニルチューブの方がまだ均一だと想像されるからです。

パイプの整列 完了


パイプがきれいに並びました。

まだ調整が必要ですが一応完成の形になりました。

2009年12月20日日曜日

パイプの整列


パイプをパイプラックに取り付けています。

手順は
・穴を空ける時木くずがオルガンのあらゆる隙間に入らないよう養生をする。
・9x9x15mmの木片に1.9φの穴を長手方向に空ける。
・パイプを足の長さが一定になる様に配慮しながら所定の穴に差し込み垂直を確認しながらクランプでパイプラックに仮止めする。
・木片に1.8φx32mmの真鍮釘を差し込みパイプの裏側左端にあてがいパイプラックに釘を軽く打ち込む。
・パイプを抜き、穴をテープで塞いでからパイプラックの釘跡に錐で穴を空け、さらにドリルで2φの穴を空ける。
・再びパイプを正しい位置に差し込んでから釘の刺さった木片をパイプの裏側左端に接着剤で貼り付ける。

1本1本丹誠込めて作業しているので結構時間がかかります。x49本分。

2009年12月19日土曜日

パイプごとの音量調整


最低音パイプ、低音パイプの空気穴を広げました。

低音部は音量が小さかったのでパイプの中のくびれた穴を広げてみると音量が増しました。
元は4φだったものを最低音パイプは6φに、低音パイプは5φにしました。

音を小さくするために頭のないねじ(六角穴付止めねじ/クランピングスクリュー)を取り付け、ねじ込んでいくと空気穴が塞がれるようにしてみました。写真は最高音パイプの裏側です。

2009年12月18日金曜日

パイプ切断


各音階に割り当てたパイプを切りました。タイトルを「パイプカット」と書こうかと思いましたが別の意味があるのでやめました。(笑)

寸法間違いやパイプが入れ替わったりしたら目も当てられないので作業は慎重に行いました。
切り口はサンドペーパーで角を落として新しく貼り替えた前板とともにオイルを塗りました。

階段状に並んだパイプはきれいですね。

2009年12月17日木曜日

空気漏れと鍵盤重さの改善


カンツェレの溝を修正しました。

パレットの取り付けをする前にカンツェレの溝がの端が一部膨らんでいる部分を見つけ、先に修正することにしました。自分で作ったので知らなかった訳ではないのですが、この度改めて「これはいかん」と気がつきました。ふたの役割をするパレットの幅は狭いのでカンツェレの幅が少しでも膨らんでいるとそこから空気が漏れる可能性が高まるからです。
丸棒を削いで膨らんだ穴に瞬間接着剤で貼り付け上に飛び出した部分を平らにしました。

パレットを押さえつけるバネは力を加えない状態で開き幅80mmに狭め取り付けました。

パレットを取り付けてから空位漏れをチェックしましたが、バネの力が弱まったにもかかわらず改善されていました。音が出るまでには至ってないが4箇所ほどは空気漏れの程度が多かったのでもっとも密閉性の高いパレットと交換し、これも改善されました。

鍵盤を押す力はナチュラルキーの端で100g程度になったと思います。弾いた感じもだいぶん楽になりました。

2009年12月16日水曜日

パレットの仕様変更


パレットの革を貼り替えました。

空気漏れを改善するとともに鍵盤の押さえたときの重さを軽くするためにはパレットを押さえる力が弱くても密閉性をよくしなければなりません。元々貼っていた黒い革(写真に写っている)は牛革で、裏面がベルベットみたいでいいかと思っていたのですが、起毛に腰があって、押さえが弱いと密閉性が損なわれてしまう様でした。
ふいごの製作で使ったラム革はとても柔らかく、裏の起毛も腰がないのでこれに貼り替えることにしました。まずは2つほど貼り替えて空気漏れの具合をマノメーターで測定してみると、改善されていたので全部貼り替えました。
カンツェレが短い部分は革が足りなかったので一部フェルトむき出しですが、そのほうが密閉性が高まるような気もします。
所々荒れている部分があるのが気がかりですけれど。

バネは1.2φものをセットしてみましたが、力が弱すぎました。現在使っている1.5φのバネの初期の開き幅を狭めて対応しようとおもいます。

「小型パイプオルガンの作り方」には塩分を抜いた特別の白い羊の皮を使うように書いてありました。革をなめすときは塩分を抜くんですけど、もっと抜くのかなー。

追記 091218
パレットにラム革を貼った場合では密閉性がよいのでバネは1.2φのピアノ線でもいけそうな気がします。

2009年12月15日火曜日

パイプの割り当て作業完了


最高音パイプの割り当て作業が完了し、一応演奏できる状態になりました。

とはいうものの最高音パイプは前板を貼り替えてもG〜Aは鳴りにくいですし中音パイプ群と高音パイプ群の連続感のなさもも何とかしたいしもうちょっと調整してみます。
パイプが出来たらVOICING(整音)なんですが、失敗したらよけいひどくなるので怖いです。

2009年12月13日日曜日

パイプの音質について

通常のスケールに従って小さくなっていくパイプと違って今回作っている1オクターブごとに同じ大きさのパイプの場合作るときに気をつけることをメモしておきます。(あくまでも私の主観です。)

・歌口の高さは音が高くなるにしたがって小さくすること。
・歌口の高さが高くなると倍音が少なく、低くなるほど倍音が強く出る。
・歌口の高さを高くするときはウィンドウェイ(ケルンとフォアシュラーゲの間の風が出てくるところ)を狭く、低いときは広めにする。
・歌口の高さが高過ぎると音が小さくなり代わりに息が漏れたような「サー」という音が入る。
・音がガサつく時はフォアシュラーゲを上げる。

風圧の計測


風圧を測る装置を作ってみました。

ふいご(リザーバー)変更方針決定で紹介した本、「HOW TO BUILD A SMALL TWO-MANUAL CHAMBER PIPE ORGAN」の日本語版「小型パイプオルガンの作り方」という本があることを知り、近くの図書館に見に行ってきました。(国会図書館から取り寄せてもらいました。)
現在作業中のvoicingの頁を読んで、そのほかにも気になるところはメモをしてきました。
・鍵盤の重さは白鍵の前の部分で3.5オンス(約99g)
・手鍵盤の深さは3/8インチ(約9.5mm)以上、一部のメーカーでは5/16インチ(約7.9mm)
・風圧は家庭用のオルガンでは風圧計で1〜1.5インチ(約25.4〜38.1mm)の差

風圧について記載されているところでは直径1/4インチ(約6.3mm)のガラス管を買ってきてガスバーナーで曲げ、「己」の字型を90°回転した形の風圧計を作るように書いてありました。が、ガラス管を曲げるのは簡単に出来そうにないので直管6φのガラス管とそれを曲げる代わりにビニルチューブで代用し、装置を作りました。取り付け部品は百円均一で売っている電線を壁に留めるための材料です。
このような装置を「マノメーター」と呼ぶようです。近いうちに目盛りをつけたいと思います。

水を入れるとガラス管内部の表面張力で完全に右と左の水位の差が0にならなかったので少し洗剤を入れてみたら表面張力は弱まりましたが泡立ってしまいました。(笑)この装置で作っているオルガンの風圧を計測してみたところ、その差は30mm(重り345gx4枚の時)でありましたので一応「家庭用オルガン」の風圧には丁度いいような感じに収まっています。
実はふいごに空気がたまった状態で鍵盤を押さないでも18〜20mm程度の水位の差が見られます。きっとパレットの隙間から空気が漏れているのです。この程度なら音が出ないのですが漏れすぎですね。やっぱりパレットの革を貼り替えた方がいいかなー。鍵盤の重さも99gより遙かに重たいし。。。

「小型パイプオルガンの作り方」はまた図書館に閲覧しに行ってきます。貸し出しやコピーが出来ないのが残念です。

追記 091221
目盛りを付けました。(U字管マノメーター 完成参照)

2009年12月11日金曜日

最高音パイプの仕様変更 その2


最高音パイプの歌口の高さを下げることにしました。

最高音パイプの音階割り当て作業をしていてまたまた問題発生。ほとんどのパイプでfあたりから高い音が出なくなりました。
これは最高音パイプの歌口の高さを3.2と3.0mmにしたのが原因です。(最高音パイプ組み立て完了参照)
パイプ製作時はまだ送風装置が無く、今より風圧が高い状態では歌口が3.2と3.0でも音が鳴っていたのです。
テストで作ったパイプは「ポジティーフオルガンを作ろう」の指示通り歌口の高さを2.5mmにしてあり、このパイプだけ高音部が鳴りますので、原因は歌口の高さであることがすぐに分かりました。

まずは前板を大まかに切り落とし、カンナで側板が見えてくるまで気をつけながらカンナで削りました。その後前板を作り直したところまでで作業終了。リップの先端には前は瞬間接着剤を塗りましたが、今回は透明のラッカーを塗りました。
今回はパイプをMDFとボンドで作りましたがこの組み合わせは分解が出来ません。これに対して材料が木で接着剤がにかわの場合、分解してまた組み立てることが出来るので初めて作るにはかえってその方が良かったかも分かりません。

高音パイプと最高音パイプとの連続感は中音パイプと高音パイプのそれと比べるとかなりなめらかです。これは最高音パイプの低音が鳴りやすいように歌口を高くしたので音がまろやかになったのだとと思います。歌口が高いとき、音質は柔らかくなり、歌口の高さが低いと音質は堅くなります。と言うことは逆に中音パイプの低音部も歌口を高くすれば低音パイプとの連続感のなさが解消されるでしょう。時間があったら試してみます。

最高音パイプの仕様変更 その1


残るは最高音の1オクターブですが、その前に足の仕様変更をしました。

低音部の割り当て作業が終わり、最高音パイプ群の一連の録音をしてみたのですが音量が小さく、音の勢いも弱いのでやはり足の部分の真鍮パイプを細くしたのが原因かなと思い、8φの穴(最高音パイプ以外)にパイプを直接置いて音を出してみると断然良くなりました。「ポジティーフ・オルガンを作ろう」の連載では最高音パイプも足の部分に8φの真鍮パイプを使うよう指示があったのですが、私の判断で最高音パイプのみ5φの真鍮パイプを使っていたのでした。(真鍮パイプ切断参照)

まずはパイプ基盤(ストック)の最高音部の穴を5.1φから8.1φに広げ(写真)、次に最高音パイプの底にあいている5φの穴を8φに広げました。

ボール盤に最近購入したレーザーガイドを取り付けてあるので作業が楽に出来ました。
米国Woodcraft社 Drill Press Laser と言う商品でセール&円高と言うこともあり、前から欲しかったので買いました。
2本のレーザーラインがもう少し細くてX字ではなく十文字でしかも直交していれば最高なんですが。。。でも便利なのでかって良かったです。

追記 100201
Drill Press Laser に付属の基準を出すための丸棒は掘られている線がゆがんでいてあてになりませんでした。

2009年12月9日水曜日

低音パイプの割り当て


低音、最低音のパイプの割り当て作業をしました。
低音1オクターブは6本ずつ2種類のパイプで構成されています。

まずは低音パイプを同じように録音し始めましたが、鳴らない音が多くてやめました。本数も半分なので音を聞き比べながら割り当てをしました。特にf#、g、g#がやっかいで、音は鳴りますが、完璧ではありません。

最低音パイプは録音、評価のうえ割り当てをしました。音が低いので鍵盤を押してから鳴るまでに時間がかかります。船の汽笛みたいに「ぶぉー」って感じです。

写真は録音風景です。

2009年12月7日月曜日

パイプの録音と評価


各音階にパイプを割り当ての中音パイプを作業しました。

画像はpeak4(波形編集ソフト)で12音階を下から録音した状態です。横軸は時間、縦軸は音の大きさを示します。
見てのとおりBbの音だけ突出して音が大きいですが、聞いてみるとやはり一番よく響いているように感じます。
これは4番パイプについてですが、他のパイプについても同様の特性が見られます。
逆に低い方の音程では全体的に音が鳴りにくく、今回は低い方の音程から割り当てていきました。

昨日懸念していた高音パイプ群と中音パイプ群の連続感ですが、中音のBは丸い音色なのに対して次の高音のCはやや堅い音色です。途中から違う楽器に替わったみたいですよ。このオルガンの仕様なので仕方ありません。
次回(作るとすれば)には本来のパイプの太さが少しずつ小さくなっていく方法でやってみたいです。今回のパイプのBbの音を基準にしたスケールのパイプなら多少制作の誤差があってもうまく鳴ってくれるような気がします。

2009年12月6日日曜日

各音階にパイプを割り当て


1オクターブごとに同じサイズのパイプはそれぞれがまだどの音階になるか決まっていません。それを決める作業をしています。

昨日は高音パイプの「ド」の音からいい音が鳴るもの順に決めていったのですが、本当にそれが最良の組み合わせかはわかりません。全部の音階をすべてのパイプで鳴らしてみて評価した上で組み合わせを決める方法をやってみました。

手順
・同じサイズのパイプに1〜14の番号を振る。
・低い音からチューニングしては半音づつ12音録音する。x14本。
・各パイプの録音から同じ音程の音だけを取り出して別ファイルを作る。
・評価表(パイプ14本x12音階)を作り評価をつける。
・鳴りにくい音が多い音階からパイプを割り当てる。
・パイプから割り当てた音階を別ファイルに取り出し、低い音から並べて再生し確認する。
・パイプを割り当てた通りにオルガンにセットし、実際に弾いて確認する。

評価表を見ると高い音と低い音がきれいな音が出にくく中間の音はどのパイプも鳴りやすいことが分かったので鳴りにくい音からもっともなるパイプを割り当てていきました。

使用ソフト(MAC OS10.3.6)
チューナー:Perfect Pitch
録音:peak4(波形編集ソフト)を使いました。
音声入力は小型のコンデンサーマイク(ネクタイピンタイプ)
カメラ用ミニ三脚に取り付け

机の手前にオルガンを置いて作業したのでマウスを延長してのプチ遠隔操作です。(笑)まだパイプを切ることが出来ないので棒で押し込んだり栓に取り付けたひもを引っ張ったりしてチューニングが出来るようにしています。

高音パイプはこの方法でいい組み合わせ(たぶん最良)になりましたが、前後に中音パイプ、最高音パイプが連なってきますのでなめらかに音階がつながるかが気になるところです。

2009年12月5日土曜日

スクリーンの取り付け


ふいご(リザーバー)の前に目隠しのスクリーンを取り付けました。

ランバーコア15mmの余った材料で4方枠を作り裏側から布をホッチキスで留めています。タッカーを買おうかと思っていましたが、ホッチキスでやってみたら何とかなりました。取り付けはマグネットバーをフレームに掘った溝に落とし込んで両面テープで貼り付け、本体にはスチール製のメジャーテープの切り落とした(余った方)ものを同じく両面テープで取り付けています。
裏側なので写真には写っていませんがふいご(フィーダー)の四方枠の鏡板の部分にも同じ布を貼ったパネルを取り付けました。

使った布はABCクラフトという手芸用品店で見つけたポリエステルのちりめんです。単価は1.2m幅で1500円/mでしたが、0.8m&2割引で千円弱でした。
スピーカーのサランネットみたいにある程度伸縮性があってきれいに貼ることが出来ました。色も鍵盤とほぼ同じ色でカラーコーディネートもばっつすです。

2009年12月4日金曜日

調律と整音のための準備


調律と整音をするのはコンピューターのある居間なのでひとまず下段を1階に移動しました。

下段は組上がった状態ではとても一人で持って下りられる重さではないので、ユニットごとにばらして下ろし、再び組み立てました。居間の床はフローリングなので傷つき防止のためオルガン下段の底面にフェルトを貼りました。百円均一で売っている粘着材付きを適当なサイズに切っています。

空気だまりの箱に開いている四角い穴はふいご(フィーダー)の空気の取り込み口、丸い穴はふいご(リザーバー)用の安全弁用です。どちらも内側に弁が着いています。

2009年12月3日木曜日

足踏み機構 変更


改善されたとはいえ、まだ足踏みの重さが気になって変更することにしました。

変更といってもパンタグラフ構造の1ユニット抜いてふいごにつなげているアームを長くしただけです。(笑)
奥が変更前、手前が変更後です。

当然ふいごの動きは小さくなりましたが踏み込みが断然軽くなりました。これで演奏に集中出来そうです。

2009年12月2日水曜日

パレット用バネについて

バネは1.5φのピアノ線を曲げて作っていますが、これだと鍵盤を押さえる力が結構いるので1.2φのピアノ線を買ってきて同じサイズで作り、10本ほど取り替えてみました。(バネの形はダイレクト・アクション 断面モデルを参照)
しかし、取り替えたバネの穴にパイプを差しこんで空気を送り込むと鍵盤を押していないのにかすかにパイプが鳴ってしまいました。パレットを押さえる力が弱いため空気が漏れてしまうようです。
パレットの革の裏側がベルベットみたいなのでラム革に変えたら解決するかも分かりませんが、とりあえず完成を目指してそのまま進めることにします。

追記 091217
やはり仕様変更しました。パレットの仕様変更空気漏れと鍵盤重さの改善を参照

2009年12月1日火曜日

ふいご(リザーバー)改 重りケース


ふいご(リザーバー)改の重りケースを取り外し、中間板に取り付けました。

ふいご(リザーバー)の上の板に接着剤で取り付けてあったので胴付きのこの胴を外してのこ身だけで切り離しました。終わったら板に血が着いていました。知らないうちに指を切っていたみたいです。傷は浅いので気がつきませんでした。
中間板に板を渡し、切り離したケースを取り付けました。写真はひっくり返した状態ですが、重りを保持するためのストッパーを上からビス止めしています。上の板には穴が開いていますが調整用の重りを入れるためにそのままにしてあります。その代わりに凸型ふいごのトップの切り欠いた部分は塞ぎました。

前のふいごと新しいふいごの重さを量ってみると、前のふいごが1.6kg、新しいふいごが2.8kgでした。ふいご全体では1.2kgの増加です。ベース板および、中間板は計算でそれぞれ916g、前のふいごのベース板と上の板はそれぞれ427g。ベース板はふいごの重りとして関与しないので差し引くと前のふいごが1.173kg、新しいふいごが1.884kgです。その差は0.771kg。重り一つの重さは345gなので6枚のうち3枚抜いて81g乗せれば計算上は同じことになります。

さて、出来上がって動かしてみると問題なく作動しました。それどころかかなりいいです。
下段 組み立てと評価でふいご(フィーダー)の踏み込みが重すぎることを挙げていましたが、リザーバーを変えたことでこれが改善されました。
もう一つ、音を出したときに隣のパイプがかすかに鳴ってしまう現象について、穴と穴の間に溝を掘ってみましたが改善されなかったため皮をはがしてボンドで固定しました。

気がつけば下段 組み立てと評価からおよそ1ヶ月が経とうとしています。かなり予定が狂いました。