2009年10月29日木曜日

足踏み機構 仮組


足踏みの動きをふいご(フィーダー)に伝える足踏み機構の仮組をしました。

すでに着色、オイル仕上げを完了しています。機構部のパーツは色が濃くなりすぎました。木でこのような機構を作ったなら「からくり」といった方が良く当てはまるかも分かりません。
足踏み機構 試行」の項で検証したとおりに動きます。つま先で踏み込むときに空気を吸い込み、かかとで踏み込むときに空気をふいご(リザーバー)に送り出します。
ふいご(リザーバー)の製作 その3」の時は支点のねじに4Mのねじを使いましたが、今回はより力がかかるため、5Mを使いました。コーナンproにはばら売りねじで5Mのステンレス製ゆるみ止めナットが20円で売っていたのでこれを使いました。4Mの時は仕方なくナイロンナットを使いましたが、4個入りで220円もしました。全部で22個必要なので今回は助かりました。
木と木の間にはワッシャをかませてあります。

次はふいご(フィーダー)の化粧板を作ります。

2009年10月23日金曜日

ボール盤&レーザー墨出し器


オルガンの足踏みペダルを作っています。
ペダル板の中央両側に木製の軸を差し込み、本体のペダル枠に軸受けを設け、シーソー式にセットすることにしました。

軸は左右が1直線上にないといけないので穴明けには気を遣います。
ドリルが板の中心をまっすぐ掘り進んでいくようにレーザー墨出し器を利用しました。
写真では板の陰になってドリルにレーザーラインが照射されていませんが設置時にあらかじめ位置あわせはしてあります。この方式ではボール盤が垂直に設置されていることが前提です。

常々ボール盤の穴あけにレーザー(出来ればポイントかクロスラインで)があれば便利なのにと思っていましたが、手持ちの道具を一時的にこのように使っても便利であることが分かりました。

参考にさせて頂いたサイトを紹介します。
ウィークエンド木工日記:ラジアルボール盤

ほしいもの
Woodcraft:Drill Press Laser

追記 091211
Drill Press Laser↑ を買いました。
最高音パイプの仕様変更 その1

2009年10月21日水曜日

Clavia Nord C2 Organ


こんなオルガンを見つけました。
Clavia Nord C2 Organ

一見ポピュラーミュージック専用のシンセサイザーかと思いますがトーンホイールサウンド、トランジスターオルガンの他、パイプオルガンの音も入っていて、クラシックオルガンとしても使えるオルガンです。しかも*グレート、*スウェル(上下鍵盤)、*ペダル併せてバロックタイプの21種類のストップも用意されています。
シンセサイザーにもパイプオルガンのプリセット音はよくありますが、ストップを組み合わせることが出来るのは他に知りません。これにmidiのペダルボードを追加すれば完璧ですね。15.5kgと軽いのもいいです。

製品サイトではサンプルのサウンドも聴けるようになっています。
「日曜の朝は教会で、土曜の夜はクラブで、新しいNord C2オルガンはどっちもぴったり」ですって。
同じ人が弾くなら忙しいですね。

*グレートオルガン パイプオルガンの中で一番大きなオルガン。
*スウェルオルガン 開閉するスウェル箱の中に入っているオルガン。扉の開閉によって音量の調節ができる。
*ペダルオルガン 足で演奏するオルガン。

Clavia Nord C2 コンボオルガン

このオルガンを買いました...「電子オルガン譜面台

2009年10月19日月曜日

アクションカバー(鍵盤上板?)の製作


アクションカバー(鍵盤の奥にあるアクションの部分にかぶせる板)を作りました。

この板は化粧目的なので材料はレッドオークを選択しました。
丁度この幅の板がなくて前側に別の材料を継ぎ足しています。段違いになっているのはそのときあった適当な材料がこの高さしかなかったからですが「こういうデザイン」ということにしました。悪くはないでしょう。
奥にある鍵盤の支点押さえ、枠と鍵盤の隙間を埋める材料(鍵盤 ストロークとフェルト 参照)に乗せるような感じでで少し浮かせています。

アンモニア着色の後オイル仕上げをしてから鍵盤との隙間にはフェルトをります。
看板から手を離すとき、勢いよくすると鍵盤が跳ね上がるのでそれを抑えるためです。

2009年10月16日金曜日

ふいご(フィーダー)の取り付け


ふいご(フィーダー)を取り付けました。

いったん合板にふいごを裏からビス止めし、その合板を下段の背面にビス止めしました。
合板の耳の部分は見えるのでレッドオークを接着しています。真ん中の隙間は薄板(0.5mmくらい)を貼り付けました。
接着する寸前に「あ、先にアンモニア着色をした方がいい」と気がついて良かったです。
そうしなければ合板ごと着色することになっていたでしょう。
フィーダー、リザーバーともふいごの一連の動作は予想通りうまく働きます。

ふいごの取り付けと併せて乗せた上段がずれないようにするための枠も製作しました。
下段の縁をトリマーで段欠きし、そこに枠がはまるような仕口にしました。

ビスが足りてないので後で買いに行ってきます。

2009年10月15日木曜日

MACキーボード改造 長いスペースバー第2弾


MACキーボード改造 長いスペースバーの第2弾です。

同じタイプのキーボードをもう1つ持っています。こちらはメインで使っている方。
前回ラッカーパテを使い、やせを生じてしまったので今回はポリパテを使いました。車の補修用です。
また、前回はキーとキーの間に木片を差し込んで接着したのですが、今回はパテのやせがないのでいきなりパテを詰め込みました。
1回目は接着目的で、固まってからパテを盛り上げ(写真)整形、塗装は直接ラッカースプレーの黒つや消しを使っています。
ポリパテを使った効果で表面の凹がなくなり、きれいに仕上がりました。

足踏み機構 試行


どうやって足踏みの動きをふいご(フィーダー)に伝えるか、悶々と3日間考えて結論がでました。

「ポジティーフ・オルガンを作ろう」の連載ではどうも可動範囲が狭そうで、せっかく作ったふいご(フィーダー)の能力を十分に発揮出来ないのではないかと考え、足踏みの動きをふいごに効率よく伝えるためにどうするのが最善かいろいろ考えてみましたが、高さに制限があるので単純な構造ではどうやら出来そうにないことが分かってきました。
ふいごの芯に使った端材に1cm間隔で穴を開け、てこの原理を使ってあれやこれや試行してみましたところ蛇腹式のマジックハンドみたいにアームが伸びてゆく構造に行き当たりました。関節箇所が多いですがこれが今の私に出来る最善の方法です。他にいいアイデアがあればご教授願いたいです。

写真は原寸の断面図に機構部の模型を載せてふいごを開いた状態です。ふいご(フィーダー)の動きに合わせてアームがやや上に向かって伸びてゆきます。これも前述の平行クランクを応用したものですが、中間支点を少し上にしているので「平行ではない平行クランク」と言えばいいのか、又は「パンタグラフ構造」?。図面で書いてみて、出来そうなのでこれで進めることにします。

このような動作をシミュレートする「phun」というフリーの物理演算ソフトがあって、使いたかったのですが、MACではOSX 10.4以上ということで断念しました。

足踏みは足踏みオルガンのようにバネを使わず、つま先を踏むと蛇腹が開きかかとを踏むと蛇腹が閉じる動きにしています。
踏むときに「ガチャ」と言わないよう軸と軸穴の隙間がほとんどない様に作りたいです。

このような構造で思い出すのが昔ケロッグのおまけに入ってた動物の胴体部分が蛇腹式に伸びるおもちゃです。インターネットで検索してもなかなか見つけることが出来なかったのですがやっと見つけました。
その名は「のびのびペット」英語では「stretch pets」です。

追記 100112
結果的にこの平行クランクのうち1つのユニットを抜くことにしたので「ポジティーフ・オルガンを作ろう」の連載の通りでも良かったかもわかりません。
足踏み機構 変更参照)

2009年10月14日水曜日

リハビリトレーニング用ハンドル


お友達のリハビリテーションのトレーニングに使うハンドルを作りました。
ほとんど筋力がなく、加重はほとんどかけられないため木製で十分です。

筋萎縮性脊索硬化症は今のところ不治の病で筋肉を動かす神経が機能しなくなり、最後には呼吸をすることも出来なくなって死んでしまいます。
このハンドルもいずれは使うことが出来なくなってしまうであろうと考えるとやるせない思いです。
新しい治療法が出来ることを祈っています。

追記 120722
7/15に彼が亡くなりました。

2009年10月10日土曜日

ふいご(フィーダー)の製作 その2


ふいご(フィーダー)自体は完成しました。

芯を少し小さめに作ったのでリザーバーよりゆったりと折りたたまれることができます。
写真は外側と内側両方が見えるようにして撮影しています。
この後外側には化粧板を、内側には本体下段に取り付けるための板を取り付けます。

昨日コーナンproに行ったらここで使っている発泡ゴムのパッキンがテープ状のロールになって売っていました。

2009年10月8日木曜日

ふいご(フィーダー)の製作 その1


外から空気を取り込んで次のふいごに送るためのふいご(フィーダー)を作っています。

リザーバーを作ったとき、芯材料が少し大きかったので小さく作りました。
これは2つ作ります。
前回と同じく革用ボンドで接着する作業時間が長かったのでシンナー臭で鼻がおかしいです。

ふいご(リザーバー)にはミンクオイルを塗りました。革はお手入れ次第で長持ちしますから時々ミンクオイルを塗った方がいいですよ。

黒い革の裏側に白い線でけがきをしていますが写真の右下にちょっと写っている〔クロバー〕アイロンチャコペンを使っています。アイロンを当てると線が消えるらしいです。革の表側なら鉛筆でも見えるんですけど裏はちょっと無理です。

2009年10月7日水曜日

MACキーボード改造 長いスペースバー


コンピューターはMACを使っています。
キーボードの「かな」「英数」をなくし、スペースバー(スペースキー)を拡張しました。

初めて使ったMACは会社の Centris650 。キーボードは apple keyboard II でした。
このあとに出てきたJIS規格のキーボードから「かな」「英数」キーが配置されるようになったのですが、Photoshopなどのグラフィック系アプリケーションではショートカットにスペースバーをよく使います。
そのときよく「かな」「英数」を間違えて押すことがあり、USキーボードを使ったり、JISキーボードの場合はこの2つのキーだけ外して使っていました。入力の切り替えは「コマンド」+「スペース」で出来ます。
しかし埃がたまりやすく、見た目も美しくないので試しに imac のキーボードで改造をしてみました。

手順
・木で「かな」「スペース」「英数」のキーの間にぴったりはまるスペーサーを2つ作る。
 後ほどパテ埋めをするのでキーとキーが接する面以外は1まわり小さくしておくこと。
・スペーサーに瞬間接着剤をつけてキーとキーが1直線になるように連結し3つのキーを1つにする。
・キーとキーの間にパテ埋めをし、固まったらヤスリ、サンドペーパーで平滑に仕上げる。
・「かな」「英数」キーの裏側にある丸いチューブ状の突起をハンドルーターなどで削り取る。
・つや消し黒のラッカースプレーで塗装する。裏側には塗料がつかないようにマスクすること

今回はラッカーパテを使ったため見ての通り、肉痩せしてしまいました。
パテはポリパテの方がいいでしょう。

この改造に当たり以下のサイトを参考にさせていただきました。
スチームパンク大百科
スチームパンクキーボードの作り方1

2009年10月5日月曜日

ふいご(リザーバー)の製作 その3


ふいごのバランスを保つための装置を取り付けます。
ねじ類がまだないので仮組です。

ふいごが膨らむとき、左右方向には水平を保ったまま動きますが、前後方向にはどちらかに傾いてしまうのでこのような機構が必要です。
電車のパンタグラフみたいですがインターネットで調べてみたらパンタグラフではなくて、このような構造のことを「平行クランク機構」と呼ぶそうです。回転はしなくて往復運動ですけど。これは平行四辺形が2つある構造になっています。

「ポジティーフ・オルガンを作ろう」の連載では重りには鉛のインゴット1kgを2この指示ですが、2kgあればよいと思いコーナンproで6x50x900の鉄(SS400)のフラットバー(平鋼)を買ってきて6分割しました。全部で2040gあります。鉄はそのままでは錆びるのでオイルを塗してビニールで包みました。
重りはふいごの外からコントロールできた方が良いと思ったので、ふた(一番上の板)に重りを入れるためのくぼみを設けそこに落とし込みます。

2009年10月3日土曜日

ふいご(リザーバー)の製作 その2


ふいごに底と天を取り付けふいご自体は完成。革用ボンドで板と革を接着しましたが面が広いので結構骨が折れます。

そのあと下段本体に取り付けるための板をビスで取り付けました。

ふいごの取り付けはメンテナンスを考慮してすべてビス止めです。そのため空気漏れを防ぐために各接合部にはパッキンを取り付けています。
今回使ったのは発泡ゴムのかなり柔らかいやつです。(写真の黒いシート)厚みは5mmですが、指で押さえるとほとんどぺったんこになります。戻るときはゆっくりなので低反発マットみたいです。片面に粘着材がついていて便利です。前に東急ハンズで買いました。
写真はふいごが膨らんだ状態でふたになる板を乗せてみましたが、ほとんど空気の漏れは見られませんでした。いい感じです。

このふたにはおもりをつけてビス止めします。間違えてふたの中央に長方形の穴を開けてしまったので塞いだ跡が見えます。(笑)

追記 100312
使った発泡ゴムは「エプトシーラST付 5x300x300」という商品でした。

2009年10月2日金曜日

ふいご(リザーバー)の製作 その1


空気を一定の圧力でウィンドチェストに送り込むためのふいご(リザーバー)を作っています。

内側の芯はMDFの2.5tを使いました。革の折り込みを考慮して芯の貼り付け位置をちょっとずらしましたが、まだきつそうなので芯はもう一回り小さめの方がよかったです。もう接着してしまったので修正できません。

2009年10月1日木曜日

下段 組立


下段のフレームを組み立てました。

レッドオークの側板、地板はオイル仕上げに時間がかかりました。1回目は床用のオイルフィニッシュを、2回目は桐油をつけて600番の耐水ペーパーで擦り込むように仕上げています。

次はふいごの製作に取りかかります。