2009年7月21日火曜日

オルガン本体基板の加工


オルガン本体の基板の表側には鍵盤が乗ります。そして裏側はカンツェレという溝が彫り込まれます。

カンツェレは裏側から彫るので貼り付ける図面はミラー反転でプリントし、貼り付けました。
中間板の時はガイドのクランプ忘れなどで軌道からはみ出したりしましたが、今回は失敗なく加工できました。
カンツェレは失敗すると難儀なのでよかったです。
今回は材料にランバーコアを使いました。心材の継ぎ目などカンツェレの溝が中でつながっているところもあったのでボンドと木の粉を混ぜたなんちゃって木糞(こくそ)で隙間を埋めました。使ったことはありませんが本物の木糞は木の粉に漆を混ぜて作ります。

図面を貼り付けるのに私は トンボ鉛筆/シワなしPIT Gという糊を使っています。
糊を付けても紙が伸びにくく(全く伸びないわけではありませんが)、こういう作業にはぴったりです。
作業が終われば、水を霧吹きで吹き付けてしばらく置くと水が紙に染みこみ、糊がふやけますので難なく剥がれます。

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