2009年7月22日水曜日

ウィンドチェスト その1


ふいごから送り込まれた空気はウィンドチェスト(風箱)に入り、鍵盤を押さえるとそこに仕込まれたパレット(弁)が開き、パイプに空気が送り込まれます。これがオルガンの鍵盤を押すと音がなる仕組みです。今日はそのウィンドチェストの製作に取りかかりました。本体基板の下側がウィンドチェスト、上側が鍵盤とパイプを配置する方になります。

レッドオークは10年ほど前にいつかオルガンを作る時のために買って置いておいたものです。これだけおいてたら十分乾燥していると思います。
連載では鍵盤、パイプが乗る部分とウィンドチェストの側板が上下別の材料になっていますが、どうせ接着するので1枚の板にしてしまいました。
手押しカンナ盤、自動カンナ盤は持っていないので手カンナとテーブルソーとドラムサンダーで材料の切り出しをしました。ねじれている材料はどうしても先に片面をカンナがけで平面にしなければならないので、とても疲れました。大きいカンナはしばらく使っていなかったので台がひずんで薄く削れませんでした。台直しをしなければなりません。

本体基板の手前小口はランバーコアの断面が見えて美しくないので化粧的に見切りを入れました。まだ側板の手前下側に切り込みを入れていません。写真は仮組です。

午前中は日食が見られるかと何度か空を見ましたが、一度だけ雲が薄らいだ時にかすかに太陽が欠けているのが肉眼で見えました。

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