2011年7月31日日曜日

フェルトの孔あけ


鍵盤を踏んだときにその動作音を軽減させるためフェルトを外枠のつま先側枠の上下に取り付けますが、そのフェルトの加工をしました。

フェルトは300x300x10の厚いものです。ホームセンターのコーナンプロで購入しました。つま先側の枠の厚みと同じ25mmに切ってからガイドピンと同じ位置に孔をあけていきます。
初めはポンチとゴムハンマーで孔をあけましたが厚みがあるためハンマーを垂直に振り下ろしているつもりでもゆがんで孔が開いてしまいました。ふと思い出してボール盤にポンチをくわえさせ、ボール盤のスイッチは切った状態でプレス代わりにしたらうまくいきました。以前にボール盤を(革工芸)ハンドプレスに使うという投稿をしましたがこれの応用です。フェルトでもこれで孔が開くとは意外な感じです。

2011年7月24日日曜日

鍵盤の仕上げ


鍵盤ににオイル仕上げを施しました。

材料の個体差で色が大分ちがいますね。シャープキーはやや赤いです。

オイルが残り少なく鍵盤の材料全部をまかないきれない様子だったのでホームセンターに行ってワトコオイル(今回初めて使います)1lを買ってきて塗布しました。ワトコオイルってここに書くまで「ワコトオイル」と思いこんでいました。

2011年7月19日火曜日

外枠の仕上げ


外枠にオイル仕上げを施しました。

オイルを染みこませると木目が良く出ます。このナラはチークみたいにしましま模様が出ました。

2011年7月18日月曜日

鍵盤支点のカバー取り付け


鍵盤支点のカバーを取り付けました。

ビス止めですが、マイナス頭の真鍮ネジを使いました。端の2つ以外はまだビス止めされていない状態です。

2011年7月11日月曜日

アンモニアによる着色 その2


およそ1日後上のおおいを取り外した状態です。今回はまだアンモニア臭が残っていました。パイン材も黄色に色づいています。

2011年7月10日日曜日

アンモニアによる着色 その1


鍵盤も下地調整をしてアンモニア着色をしました。

前回フレームを着色した時は70mlのアンモニア水を使って丁度いい量だったので今回も同じ割合の量を使うことにしました。前回着色したフレーム材料の表面積を計算したところ1.187m2、今回の鍵盤は3.478m2だったのでおよそ3倍の200mlを使うことにしました。

ポリ袋を台に敷き、部材を空間を空けて並べて(写真はここまでの状態)アンモニアをトレーに注ぎ込んで全体を覆うようにポリ袋を被せ、周囲を密閉します。材料とトレーの間には空間を作るために猫よけマットを置いています。
今回は気温が高いのと新しいボトルを開けたのでアンモニア臭がきついような気がしました。色の付き方も前回より強力な気がします。もうちょっと少なくても良かったかもわかりません。

英語ではこの方法を「fumed finish」と呼ぶ様です。

2011年7月4日月曜日

鍵盤の取り付け(仮組)


外枠が出来たのでスプリングと鍵盤をセットしてみました。

鍵盤の動きには問題ありませんがまだ緩衝材が付いていないので材料と材料が当たってガチャガチャ鳴ります。

2011年7月3日日曜日

外枠の組み立とスプリングの長さ調整


先週は用事があって進みませんでしたがようやく外枠を組み立てました。

組み立てる前に、ある程度までの素地調整とアンモニアによる着色を済ませています。着色には1日半ほど時間をかけました。(ただ単に放置していただけですが。)今回はいつもと違って密閉しているカバーを外したときほとんどアンモニア臭がなく、後の作業が楽でした。完全に木部のタンニンと反応したのでしょうか。使用したアンモニア水は70CC程度でした。
接着しながら鍵盤をセットして外枠に差し込む方のスプリングの先を110mmカットしました。