2011年2月8日火曜日

エアポンプによるボールペン復活作戦


インクが出なくなったボールペンの復活を試みました。

写真のボールペンはカナダのモントリオールでパイプクランプを買った折り、クレジットカードにサインをするときレジカウンターの上に数本あったものですが、大変書きやすかったので「わーこれはいいペンですね」というとお店の人が「どうぞ」とくれたものです(多分くれるんじゃないかと思って言ってみた)。このボールペンのように極太のボールペンが好きです。宅配の伝票をこの極太のボールペンでゴリゴリ書くのも好きです。もう15年以上経っており、当然インクが乾燥して固くなっていて普通にはインクが出ません。

ボールペン復活の方法はインターネットで調べてみるといくつかの策があるようですが、インクの乾燥による場合はいずれも効果がありません。
このボールペンは後ろに空気孔があり、そこを口にくわえて空気を吹き込むことで少しの間文字を書くということをやっていました。この原理を応用し、ペンにポンプを取り付け、空気圧で固くなったインクを押し出そうと試みました。

エアポンプは化粧品などを入れる小瓶に付属の小さな漏斗(ろうと)と一緒に付いてきたスポイトを利用しました。これをボールペンの後部開けた孔に差し込み、シャープペンシルをノックする要領で親指で空気を送り込みます。親指で押さえる部分には小さな穴を開けておき指を離したときにそこから空気が入り込む様にしました。

ポンプを押すときには適度な抵抗感があり、その時は中の気圧が高まっているのを感じることが出来ますが指を離すと外と同じ気圧になります。その後ボールペンで字を書いてみると自分の名前が1回書ける程度になりました。しかししばらくするとだんだんインクが薄くなり、出なくなりましたがこれは予想していたことでした。

加圧した状態を保つことができればいいのですが。または水槽用のエアポンプで加圧するなど。でも一番賢いやり方は諦めることですね。高価なものでもあるまいし。

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