2017年11月27日月曜日

鍵盤シート基板の試作

今回の鍵盤はクロマチック式ボタンアコーディオンのCシステム(イタリア式)にしようと思います。

鍵盤ハーモニカのクロマチック式ボタンタイプで「accordina」というのがありますがボタンが互い違いに3列並んだイメージです。
クロマチック式ボタンアコーディオンのボタンの間隔を測ってみるとコンピューターのキーボードと同じ19mmだったのでこれを利用できそうだったのですが、段のずれ具合が微妙に違うため一から作ることにしました。

ひとまず1オクターブのみメンブレンスイッチ式シート基板を試作してみます。
構造はコンピューターのキーボードのシート基板と同じ2枚の基盤の間に押さえる部分を丸くくり抜いたスペーサーシートを挟む要領です。この仕組をメンブレンスイッチと呼ぶらしいです。
前回解析した基板を睨めながら作った上下2枚の回路図を下敷きにして光沢写真用紙に導電ペンで回路を描き、間に普通紙に15φのポンチで孔を開けた紙を挟み指で押して見ると音が出ました。
写真は左から表面シート、上のシート基板回路図とシート基板(撮影の為裏返しています)、スペーサー、下のシート基板回路図とシート基板

2017年11月26日日曜日

導電ペン

ロールピアノの鍵盤を作ろうと思います。

試しに描いた線が電子回路になるという「AgIC 回路マーカー」を買って使ってみました。この導電ペン、線を描くと銀色に変わります。電子回路になるのはいいのですが、基板が紙やシートのためはんだ付けができず、どのようにしてリード線と接続するか悩ましいところです。

試しに マーカーで描いた線上に下孔を開け、リード線(黒)を通し、ホッチキスで留めてみましたが、これは通電しませんでした。
次にマーカーで描いた線上にホッチキスでガッチャっと紙1枚の状態で留めてからリード線(黄、橙)を裏側のホッチキスの折れ曲がった部分に捻り付けると通電しました。小さいハトメも利用できるかもわかりません。

2017年11月23日木曜日

ロールピアノの配線解析と銅線はんだ付け

分解したロールピアノの2枚のシート基板をたどっての配線解析と図化、メインボードからシート基板を外し、とりあえず銅線をはんだ付けしました。

メインボードは2枚のシート基板に対応して裏表に配線がありましたので裏表にはんだ付けしました。赤いほう(写真では上側がですがひっくりがえっているので本当は下側になります)が33本、黒いほうが23本で合わせて56本、間隔が狭いのでなかなか大変でした。

2017年11月15日水曜日

ロールピアノを分解してみました

オークションでジャンクとされていたロールピアノ(ハンドロールピアノ)を改造目的で落札しました。幾つか音の出ない箇所があるとのことでしたが、接触が悪いのかなと思い分解してみました。

鍵盤を剥がすとに2枚の透明のシートに基板がプリントされているものが挟まっており、指で押すと基板の端子と端子がふれてスイッチが入り音が出る仕組みです。音が出ない原因はここではなさそうなのでメインボードかそれとの接続部分かもしれません。考えていたより深刻です。