何年ぶりに食べたでしょう。
子供のころに宇和島の祖父母の家でこのお菓子をよく食べました。硬いけど割れない粘りけのある生地の中にゆずや黒糖のジャムの様なものが入っていてそれをぺったんこにして焼いた様な菓子です。これに似た様なお菓子は他に思いつきません。たまに思い出しては「食べたいなー」と思っていました。でもその名前も知らなかったのです。
この日曜日に叔父が亡くなり、昨日両親と車で父の故郷の愛媛県に行ってました。仕事があるので私だけ先に飛行機で帰ってきました。空港で土産物を物色しながらその菓子のことを思い出して探してみるとひっそりと目立たないところおいてあるのを見つけ、小躍りしました。このお菓子、唐饅(とうまん)って言うんですね。ゆずと黒糖のミックス8枚入りを3袋買って2袋は会社用、1袋は自分用です。早速会社であけて食べてみましたが、「これこれ」と言う感じで大変満足でした。形は丸いですが昔食べたのは小判型だった様な記憶があります。
泊まりは道後温泉のホテルに。あわただしい中ちょっとだけゆっくりした気分を味わうことが出来ました。